全国出張神無月(出雲は神在月)

2013-09-30 22:03:57 | 司法試験関連

http://www.itojuku.co.jp/shiken/shihou/topics/DOC_034522.html

神無月の全国出張講義の情報が更新されました!長月は,本試験発表直後の企画発表で,しかも事実上吉野のスケジュール空いてないし状態で大変ご迷惑をおかけいたしました。というわけで神無月なのであります。

折角の機会なので上手く利用して頂ければと思います。東京とその他地方の情報格差,温度差は物凄くあると言うのが正直な感想です。それが東京勢圧勝の理由でもあります。塾校舎以外には中々窺う機会を設けるのが難しいのですが,この企画はそんな現状を打破する為に伊藤塾が企画したものなのです。

念のため確認ですが,この制度を利用できるのは塾講座を取っている人限定でもなんでもないですし,別に何ら費用はかかりませんので(交通費等も塾持ちですのでご安心をば),気楽に仮予約かけて下さい~。こちらから出向いて皆さんからのオーダーに応じた無料講義をするイメージです!

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刑法で鬱になる

2013-09-30 21:36:56 | 司法試験関連

多くの受験生の方に成績表を見せていただき,今年の試験結果に付き,非常に顕著な特徴が見てとれたので,コメントをば。

まず,圧倒的に多かったのが「刑事系が激しく沈んでいる」パターン。その理由は本人も大体察しが付いていて,「刑法で沈んだ」と。そしてその沈み方の特徴は,「あ,クロロホルム事例だ!」と飛びつき,その結果「間接正犯を検討しない」,というもので全員同じでした。

今回の問題を見れば,クロロホルム事例に気がつかないといけないのは当たり前ですが,あの判例と違う部分が当然あり,一番目立つ分かりやすい部分が,「あ,他人使ってるよね」という部分です。しかも「道具の途中知情事例」のド典型事例であるにも拘らず「見落とす」のは何故か,といえば,正に「あの事例だ,助かった,何か書ける」という心理状態に陥ったからです。当人達も「今から考えると,なんで間接正犯に気が付かなかったのか自分でも分からない」というコメントでしたが,これが本試験場での怖さです。本番では白紙答案状態になるのは心底怖いので,「あ,これでいけそうだぞ!」という心理状態になった場合,大きな安心感を得ると同時に,無意識レベルで異様に視野が狭まります。つまり「これで助かった,いける!」という心理状態下では,「実はそうでもない」という事態には直面したくないし見たくもない。その結果「他の可能性」を検討する意識がまるで働かなくなるわけです。今年の問題ではそのような状態に陥りやすかったのでしょう。

また,激しく沈んだ理由は,本問で間接正犯の検討を落とすと,大量の論点配点のある部分で「0点」になるからです。その結果,検討した人と丸落としした人では大きな偏差が生じます。正に「刑事系ではフレーム(=答案の枠組み)を外すとどえらいことになる」の典型例ですね。そもそも80点未満の答案は相当「やっちまった」答案ですが,60点台はおろか40点台50点台が多かったです。しかも総合順位は2000番台,3000番前後の人達だったので,このレベルの人達の点数としては,刑事系の落ち込み方が尋常ではないといえます。「枠組みを外した時の怖さ」が顕著に出てしまいました。刑法総論には各論にはないこの手の怖さがあります。事案の分析力,答案構成力が真正面から問われるのです。私は,本試験直後に「今年は刑法が最難問,めまいがするレベル,鬱になりそうな問題」などと表現してきましたが,正にその通りでしたね。

これ以外で目立ったのが,「公法系と選択科目が揃って駄目」というパターンで,ともに初日の科目なんですね。総合順位との比較からすると選択科目の落ち込みが大きい人が多く(30点台とか),初日トップバッターでやられてしまうと,公法系にも大きな心理的な影響が出てしまうということなんでしょう。選択科目は必修科目とは別の意味での不安感のある科目ですが,やはり「出だしが肝心」なので,平均点(50点前後)を取れるようにしておくべきでしょう。これもいつも言っている通りですね。

意外だったのは民事系相談がほぼなかったことです。それだけ「刑事系爆弾」の炸裂の度合いが尋常ではなかったということなんでしょう。

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夏の第2次名京阪遠征終了す

2013-09-30 20:57:06 | 司法試験関連

名京阪遠征,大盛況でした。特にカウンセリングは3校舎共に全部埋まり,対応しきれないので臨時カウンセリングを設けたり,個別対応したりして凌ぎました。

時期的に合格発表から半月,かつ答練開講直前というタイミングがドンぴしゃりだったんだと思います。成績表持参で自己の敗因分析を踏まえた上での受講相談,勉強方針指針の策定という話ができたの大変実のあるものになったと思います!

無料公開講義の方は,結局2時間休み時間無しな上に,3校舎全てで延長戦突入(名古屋に至っては25分延長),というハードなものでしたが,皆さん熱心に受講されていたと思います。こちらもテンション上がり捲くりで,物凄い情報の密度だったと思います。

こういう毎回毎回,「祭り」的な盛り上がりのある遠征にできたらなと思います。また色々考えます!!

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