気分転換と感情の放出

2013-09-18 18:26:42 | 司法試験関連

「気分転換」と「感情の放出」は似て非なるものである。より重要でかつ効果覿面なのは「感情の放出」の方である。

「気分転換」は,「負の感情」はそのままで,その上にプラスの感情を付加しようとすることを言います。気分「転換」とは言いますが,別に負の感情がプラスに転換するわけではなく,両立してしまっています。プラスの感情で一時的に負の感情が隠蔽されているだけで,何の解決にもなっていません。すぐ負の感情が前面に出てきてしまい,だからまた次の「気分転換」を求めてしまいます。キリがありません。

これに対し,「感情の放出」とは,負の感情そのものを心の奥底から吐き出してしまうことです。私が煮詰まりすぎたときによく使っていたのは,家で1人でいるときに,「床に寝転がって感情の赴くまま駄々こねる」,というもの(笑)。これは意識的にやると言うよりは,煮詰まって癇癪が炸裂した時に,バタンと床に倒れて,そうするとそのまま「感情の放出」が始まるのでした。

要は全ての感情を包み隠さず言葉にして出してしまうということです。同時に床で身をくねらせフガフガします(笑)。大抵,最初はムカつきの感情がほとばしり,次に強烈な不安感に襲われ,最後にはとにかく泣きそうになる,という経過を辿りました。で,グズグズしながら感情の放出に身を委ねてしばらく横になっていると,いずれ疲れてきます。疲れてくると急に冷静になってきて,最後は「よし,やろう!」という感じになりました。負の感情を我慢せずに言語化してしまうことで,妙に前向きになれるのが不思議でした。

まぁ,全員に妥当するのかどうかは定かではありませんが(笑),これが私の「放出方法」でした。大事なことは,負の感情を我慢して押さえつけないことだと思います。いずれどこかでパンクします。その前に放出してしまうわけです。

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自分との戦い

2013-09-18 17:42:24 | 司法試験関連

「そんなペースじゃ間に合わない問題」は,実はたるんでいる人を戒めると言う事が主眼なのですが,でもねと。自分なりに一生懸命やっていても進捗状況が芳しくない時があるよと。そういう場合はどうするのよ,という問題が出てきます。結論から言うと,やはり最後は自分で何とかするしかありません。

多くの合格者も受かるまでは,焦燥感にかられたり,急に不安になったり,間に合わずに落ちてしまうかもしれない,という負の感情に襲われながら,歯を食いしばってやり切っているのです。人間なので不安になったり,予定通りに行かず泣きそうになったりすることは普通に有ります。単に人には言わないだけの話です。ですから自分だけの苦難ではありません。だから何とかして乗り越えていくしかないのです。

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「逆マジックナンバー」問題な件

2013-09-18 12:59:09 | 司法試験関連

本試験まで238日である。現時点の実力を0とし,合格ラインを100とすると,この238日で0から100まで数値を上げなければならない。ある日突然いきなり100レベルになることはないので,右肩上がりの直線ないし曲線で100に近づけていくことになる。

問題は,この直線曲線には「限界時点」があるということである。要はこのペースでは「間に合わない」時点問題である。野球で言うマジックナンバーみたいなもので,「ある時点での段階でこの数値では,100まで届かない」という意味での「逆マジックナンバー」だ。

極端な例を挙げれば,5月に入っても基礎事項がガタガタであるとか,短答過去問で150点しか取れないとかいう場合,その年の合格はほぼ無理であろう。これくらいのことは誰にでも分かると思うのだが(だから受け控えるわけである),実はこのことは直前期になって「いきなり顕在化」するわけではない,という点は見落としがちである。実は,潜在的には12月や1月くらいにとっくに「アウト」になっているのである。すなわち不合格予備軍の多くが陥りがちな「そんなペースじゃ到底間に合わない問題」である。

「間に合うか間に合わないか」という問題は,直前期になれば誰にでも分かってくるものなのだが,例えば,「10月の時点でこのレベル,このペース」で果たして間に合うのか間に合わないのか,と言うことになると中々自覚しにくいのである。これが後々悪い意味で効いてくるわけだ。この危険性を常に意識することで,トップギアー状態を維持できるようになる。

来年受かりたければ,四の五の言わずに,やるべきことをやるべき時季までに終わらせる事が必要不可欠であり,「できない,間に合わない」なんて言うのは単なる戯言にすぎない。このような強い気持ちを持って欲しい。「やるか,やらないか」しかないのであり,もしできなければ再来年合格計画に切り替えねばならない。「覚えられない,できない,間に合わない,でも来年絶対受かりたい!」なんて我侭は通用しない。どうしても来年受かりたいのであれば,「間に合わせるだけ」である。

現状の自分を再確認し,如何様なペースでいけば間に合うのか,常に意識して欲しい。そうしないと実は原始的不能でした,ということになりかねない。

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