苦手科目の正体

2013-09-17 18:00:05 | 司法試験関連

合格する為には,「苦手科目を作らない」ことが一番の近道です。「得意科目を作る」のではなく,「苦手科目を作らない」と言うのがポイントです。大体,論文本試験自体は「超絶に」難しいので,得意にするまでのコストがかかりすぎると言う難点があります。そもそも得意になったのかどうかも怪しいと言えば怪しいですよね。

「苦手科目を作らない」ということは,「8科目平均点以上で揃える」ことを意味しますが,これ自体,実は全然簡単ではありません。だから苦労しているわけです。さて,多くの受験生の「○○が苦手です」という相談を散々受けてきましたが,いつも言っている事があります。「本当に苦手なの?単に勉強してないだけじゃないの?」

ほぼ全員が,ドキッとした表情を見せます。「苦手科目」の正体は,「他の科目に比べて勉強時間が少ない科目」,ということは往々にして有ります。ためしに科目毎の勉強時間を記録してみてください。「苦手科目」の勉強時間は「得意科目」と比較するとかなり少ないはずです。

例えば,民事系が苦手です,という人に「ねぇ,起きてすぐの勉強って,刑事系とか公法系が多いんじゃない?1日の最初の勉強科目が民事系の科目ってあまりなくない?」というと,苦笑いする人が多いです。本来ならば苦手な科目ほど頭が元気なうちに時間を費やして取り組むべきなのですが,実際は逆な事が多いのです。何故なら脳は「嫌いなこと」「つまらないこと」を本当にやりたがらないからです。脳にとって気持ちのいいこと=理解が進むこと,楽しいこと,を好むのでどうしても好きな科目の勉強ばかりをしてしまうのです。

「苦手科目」は実は「嫌いな科目」であり,「得意科目」は「好きな科目」であることが多いと思います。この点は留意しておくべきでしょう。

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台風一過

2013-09-17 13:36:59 | 司法試験関連

東京は「風台風」のような感じで終わりましたが,関西方面はえらい事になっています。特に嵐山が凄いようで,京都大好きな私には衝撃映像でした。みなさん御無事でしょうか。教材とかに影響を受けた人もいるのではないかと心配です。「水害」が西日本中心に増えています。気候の変化が出てきているんでしょう。

さて,今週は木曜日に神戸,金曜日に東京で伊藤塾名物の「合格祝賀クルーズ」が行われます。天気は今年も良さそうです。是非参加していただきたいです。合格を徐々に実感し始めると思いますし,やはり良い思い出になります。毎年私はビール瓶片手に文字通りフラフラしていますので,気軽にお声かけ下さい。今年こそは何か食べたい気もしますが,多分ビールだけで終わりそうな気がします(笑)

講義中に,「今年受験していなくても,発表は見に行った方が良い」と言ったら実際に何人かの受講生さんが見に行ったようです。やはり,「あれは厳しい」という感想を持ったみたいです。あの現場の雰囲気は行かないと絶対分かりませんし理解できません。本当に「キツイ場面」が随所で見られます(人数的に不合格者の方が多いので当たり前)。あれがこの試験の「厳しさ」の実態です。「厳しさ」が視覚化される場,と言っても良いくらいです。よく「明暗が分かれる」と言いますが,そんな軽いものではないです。

なので,ここ最近の「厳し目な」ブログ内容をご理解して欲しいのです。今悔しい思いをし,辛い思いをし,辛酸を舐めてでも来年受かるべきです。そして来年は一緒にクルージングを楽しみましょう。今年捲土重来を果たした人達が沢山います。昨年は辛酸を舐めた人達です。掲示板の前で涙が止まらなかった人達です。ショックで呆然としてしまった人達です。でも,見事逆転に成功しました。来年は皆さんの番です。

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