明日は,午前中事前収録をしてから,法務省に出張ります。毎年のことですが,シーズン・ファイナルは見届けないといけません。基本的に見知った顔でも,こちらから声をかけるような野暮なことはしませんの御安心下さい。
去年みたいに弁護士会の奴が文字通りの暴言を吐きながら,必死の配布活動なんぞしないと良いのだが(苦笑)。あれは本当に頭にきた。よくそんなことを受験生本人の前で言えるよなお前はと(「とにかく出てきた奴全員にチラシを配ればいいんだよ。落ちた奴はとりゃしないから,とにかく配りゃいいんだよ!」って落ちた受験生がいる傍ででかい声で指示を出してる弁護士が居た。あと前年比で合格者数が増えた事が相当気に入らなかったらしく,「合格者増!俺達を潰す気かっ!」って文字通り天を仰ぎながら騒いでいた。間違いなく馬鹿なんだと思う)。
明日は受験生が主役であって,我々も弁護士会も人事院(ここもチラシを配っているのだが,これまたマナーが酷すぎたので,「いい加減にしろ」って言ってどかした)も皆「脇役も脇役」である。そういう事が分からない奴は来るべきではない。
明日は,落ちた人も敢えて見に行き,悔しさをその体に「刻み付ける」というのもありである。実際そういうことをして翌年受かった知り合いがいる。もちろん半端無い悔しさだと思うが,それも現実であり,その悔しさをばねにして来季勝つのである。
まぁ,今から落ちたときの話をしてもつまらない。明日はこの一年間の総決算である。泣いても笑っても何らかの結果が出る。吉と出るか凶と出るかは分からない。しかし,何にせよその人にとって,「現時点で」必要な「結果」なのだと思う。今受かる必要のある人は受かり,まだ受かるには早い人は受からない。そんな風に受け止めるのが良いのではないかと思う。
5月の日々も遠い記憶の彼方に去りつつある。いよいよ収穫の秋が来た。良き結果が出ることを祈念致します。