Jackson's-Ville/Milt Jackson
(SAVOY 12037)
(SAVOY 12037)
サヴォイのミルト・ジャクソンと言えば、誰もが思い浮かべるのが初期の彼の名盤とされる#OPUS DE JAZZ"だと思います。どうも変化球勝負となってしまう当ブログではこのJackson's-Villeを紹介させてください。"OPUS~"と異なるのは、bassのエディ・ジョー ンズに代わりウェンデル・マーシャル、フロントがフルートのフランク・ウェスに代わりテナーのラッキー・トンプソンが参加です。ミルトはいつもの好 不調の波のすくないブルースフィーリングあふれるバイブプレイを聴かせてくれます。ブルースはもちろん"In a sentimental mood"に聴かれるようなミルトのバラードプレイのうまさも光ってます。いつものMJQでのプレイに比べるとより奔放なプレイをするのは毎度のことです ね。"OPUS~"にも参加したKenny ClarkeやHank Jonesのリラクゼーションあふれるプレイはここでも健在です。
ブルーバックのコーティングカバーは美しく、絵柄は当時のSAVOY独特のスタイルで好ましいですね。赤ラベルでおそらくオリジナルと思います。ミルトの余韻が残るようなバイブラフォーンの音色がよく捉えられていますよ。