タンパのハービー・ハーパー

Herbie Harper Quintet/Herbie Harper
(Tampa LP-11)

　この週末にアメリカから届いたハービー・ハーパーのタンバ盤です。おそらくオリジナルです。ジャケは薄汚れて汚く、bottom splitもありますが、紙質は大変厚いです。盤質もそこそこでVG++というところでしょうか。ジャケのイラストはMaurice Childs。タンパはこんな簡素なイラストカバーが多いですよね。
 　さて演奏です。これがすばらしい。 Herbie Harper(tb)に加え、Bob Enevoldsen(ts,vtb),  Red Mitchell(b),  Don Overburg(g),  Frankie Capp(ds)のピアノレスのquintetです。何と言っても、リーダーHarperの好調さが際立ちます。A-1のKING PORTER STOMPのスウィンギーな演奏, ALONE TOGETHERのバラードが好きですね。mode盤に匹敵する好演です。サイドメンも全曲を通して、安定してタイトな音でサポートするMitchell のベースがすばらしい。録音の良さが光ります。Enevoldsenのサックスも太くこれぞ木管という音色でハーパーとのアンサンブルも分厚く気持ちいい ですね。
 　マイナーなアルバムですがWEST COAST JAZZのよさを記録した一枚と思います。