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最先端の認知行動療法をINDIGO塾的に学ぶ③

2018年08月01日 | 心・メンタル

最先端の認知行動療法をINDIGO塾的に学ぶシリーズ

そろそろ最終章に突入です

 

最先端の認知行動療法が凄いところは、

全く違うこの両者(行動分析と認知療法)のABC分析の、その両方をカバー出来てしまうところにあります

(前回👉最先端の認知行動療法をINDIGO塾的に学ぶ②の最後で、これを画期的な温冷風機に例えました

 

これまでは行動分析のABC分析と、認知療法のABC分析、

それぞれをABC分析する必要があったのに対して、

最先端の認知行動療法に関しては、それぞれ別個に分析する必要はありません

(もちろんした方が良い場合もあります

 

ちなみに、認知療法のABC分析を行う目的は、その”偏った信念”や”思い込み”を変えていこう、変容させていこう

という考えを基にアプローチされています

 

その一方で、最先端の認知行動療法では、わたしが何を考え、何を思って、どんな信念を持っていたのか…

という、その細かな内容については、実はそれほど重要ではないと考えます

つまり、変容は必須ではないという考えなのです

 

何故なら、所詮それらの思考や考えというのは、

常に湧いては消えるただの産物にすぎず、流れゆくものに過ぎない、幻想に過ぎないという考えだからです

 

それに、そもそも湧いては消える”思考”、”考え”というものは、

早々簡単になくなるもんじゃないし、《三つ子の魂百までと言う言葉があるくらいです…

変えるなんてことは、そんなに簡単なことではないからです

 

なので、その情報プロセスを変えていくというよりも、そういう信念があってそれを基に情報プロセスが行われている

ということにただ気付くだけでいいのです

 

私の今回の例で言えば、、

出る杭は打たれる、嫌われものの私には価値がない的な、そんな信念があり、(もちろん、これ以外にも沢山の信念があります)

それによって、偽りの回答をして人に白い目で見られないようにしたりという行動が引き起こされていましたが、

 

それら信念を変える!とかって言う事ではなく、

ただ単に、わたしの中にそういう信念があって、それによって思考感情を湧き上がらせ、行動が引き起こさていた

このプロセスに気付けるようになるだけでいいのです

 

そのことに気付くと、

これまでは出力結果にしか焦点が合っていなかったものが、この出力結果は、こういうプロセスによって引き起こされているのだな

と、全体の図式、全体像が浮き上がってくるのです

 

PCで例えるならば、

(今回はこのプログラミングを組んでいるから、出力がこういう結果になったのだな…うむうむ…)

と、プログラマーのように冷静に判断できるというわけです

 

(プログラマーはまさにわたしたちひとりひとり、人間のことであり、

プログラマーがいじるPCというのがわたしたち人間のであることは言うまでもありません)

 

見るのは出力結果ではなく、全体のプロセスです

すると、

本音を言って冷ややかな目で見られようとも、

偽りの回答をして、相手をその気にさせようろも、笑

 

別にどっちでもいいのです

どっちに転がろうとも、わたしはそのプロセスにしか注意を向けないからです

 

これにより、これまで”冷ややかな目で見られるという不快からの回避”という機能・役割を持っていた、

偽りの回答をするという行動は、

別にその機能を持たなくなってしまいます

 

最先端の認知行動療法が、

”機能そのものを変えてしまう”というのは、こういうことなのです…

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