分子栄養学講師の気ままなブログ

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発達障害と客観視

2018年08月26日 | 発達障害

 発達障害に限らず、メンタルに問題を抱えている人

(不安が強い、強迫観念がある、うつ傾向などなど)

というのは、自分を客観視するのが苦手です

 

”客観視するのが苦手”というより、

考えの幅が極端に狭いと言った方が正しいと思います

 

自分で自分のことを、本人的には客観視出来ていると思っており、

自分に客観視が必要などとは思ってもいないことでしょう

 

たとえば、グレーゾーンの発達障害

(とくに女性の場合に多いらしい)空気を読めないどころか、

周りの視線や評価を気にして、気を使い過ぎたりして空気を読み過ぎる人がいます

(☝詳しくは吉濱ツトムさん著・隠れアスペルガーという才能参照)

 

これは一見自分のことを客観視出来ているようにも見えますが、

人から嫌われたらどうしよう…人から〇〇と思われたらどうしよう…

などと、自分の中にある固執した考えからきていることが多いです

 

つまり、

嫌われたって別に良いじゃん 嫌われるとは限らないじゃん

とかっていう考えにまで、幅を利かせていくことが出来ないわけです

 

自分のなかにある確固たる信念に気付かず、

(たとえば、人から嫌われたらお終いだ、わたしは価値のない人間だ。など)

それを”もと”に全手の物事を脳で情報処理する癖がついてしまっているわけですね

 

ちょっとした知人の友人宅にお邪魔したりするだけなのに、その一家全員のお土産を用意することを真剣に悩んだり、

相手がトイレに行ったときにお会計を済ませておかなければならないと思ったり、

飲み会では盛り上げ役をやらなければならないと思ったり、

遠く離れた席の人の料理の取り分けまでも自分がやらなければならないと思ったり、

 

行き過ぎたサービス精神を発揮したりします

(それが”行き過ぎている”ということにすら本人は気づきません)

 

安定した心をつくる神経伝達物質の働きに不具合がある人や(つまりは代謝障害)

理性・知性、客観視を司る脳の前頭前野の働きに不具合がある人というのは、(血流が不安定)

脳の構造上、黙っていても、行為売った何気ない日常生活を送るうえでの”生きづらさ”という壁にぶち当たるわけです

 

わたしの場合、会社の警備員、看守のおじさんの、

【おはようございますの挨拶の声のトーンだけで、

その日のわたしの気分が左右されていたほどです…

 

笑顔も見せない…

声のトーンも低い…

 

この人、わたしのこと絶対嫌いなんだと、本気で思い、(わたし何かしたっけ?)と本気で考え、

(朝と夜、会社の門を通る時にだけしか会わないのにも関わらず!)その警備のおじさんのことを考えるだけで気分が暗くなる…

このようなことを日常茶飯事として繰り替えしていたわけです

 

そうとう重症でしょう?笑

 

だからわたしのような、この手のタイプの人は、

”客観視する”

”物事を大きな視点で全体から眺める”

このように癖付けに変えていかなければならないのです

 

そうすることで、半分くらいは苦痛が軽減されます

(全部ではありません)

私自身、このようなことを思わなくなる、無くなるということではないからです

 

 

そして、これら客観視、考えの幅を広げるという行為は、

黙っていて勝手に出来るようになるものではありません

 

毎日の訓練、意識付けによって脳に刷り込んでいく必要があり、

時にそれは”書く” ”書き留める”という行為が重要になることもあります

 

考えの幅を広げ、客観視が出来るようになってくると、

無駄に感情や思考に飲み込まれなくなっていきます

 

実はこれ☝

古神道で言われるところの”お祓い”に近い作用があるのです

以前の記事でも書きましたが、古神道の考えには感情や思考の全てはゴミと捉えるとお伝えしました

伯家神道、古神道の世界観

 

良いも悪いも全てを払うことが”祓い”なのだと…

 

客観視、物事に考えの幅を利かせられるようになるということは、

決して一つの考えに固執しない

そこだけに捉われない

常にこのような状態になることを意味しているのです

 

まさに毎日が”祓い”なのです

祓いに始まり、祓いに終わる!!

 

古神道の修行は、

現代版に訳すと客観視を鍛えることであると言えるかもしれません

 

発達障害の診断あるなしに関わらず、

(そもそもグレーゾーンの場合、発達障害などとは決して言われず、どこまでも常識人に他人からは見受けられる場合がほとんどです)


生きづらいのなら、

それを本気でどうにかしたいと思っているのなら、

軽減のためにやれることを地道にやる

 

これしかないのです…

 


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