分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
栄養のこと、健康のこと、分子栄養学や日常やつぶやきなど
気ままに綴っています

グレーゾーン発達の支援機関について思う事

2019年12月19日 | 発達障害
前回は大人の発達障がいの診断にも用いられる
WAIS検査について書きました


学校生活・学生時代もなんか自分っておかしいなって思ってはいたものの
社会に出てからも結局はなんかつまずく…


転職を何度か繰り返すも

終いに心がポッキりと折れて
結果、引きこもり




原因は発達障がいの二次障害が潜んでいる可能性が高いものの
そのことに本人すら気が付かずにいるケースは結構多いと思います




そんな人はかなりの確率でグレーゾーンが疑わしい




前回も書きましたが

発達障がいって

脳のアンバランスさ
凸凹)故の状態で(←病気ではない)


その凸凹度合いが軽い人もいればひどい人もいる





グレーゾーンって、
グレーなわけですから、当然度合いは”軽い”わけです


これが良いんだか、悪いんだか。。。。

ってことに、
実際なってきます




それってどういうことか…??



仮に、自分にグレーゾーンの発達障がいの傾向有り
と、検査で発覚し、

さらに信頼できる先生に出会って発達障がいの診断がおりたとしても



発達障がいの支援センターに行き、
通ったところでそれほど意味ない人が居るのも事実だと思うのです




むしろ、支援センターの職員の方に後ろ指さされたり、
メンバーにいじめられたりするケースも考えられる




(あの人ほんとは発達障がいじゃないんじゃない??)
(何の問題もなさそうじゃん??)

ってな感じになるのです




これは支援センターの就業訓練の内容や
本人(の脳)が何を苦手としているのか?

ということにもよりますが

(そこが合致していれば言う事なし!とても意味のある訓練になると思います)




メモとりましょうとか
忘れものチェックリスト作りましょうとか
報連相のやり方とか
コミュニケーションとる練習とか





グレーゾーンの場合は、
そこ問題としてないことも多いし、


(むしろ過去のやらかしの経験から、人一倍メモ魔だったり、
丁寧に(丁寧すぎてビビり過ぎて)仕事をするよう心掛けている人も多いはず)




支援センターに行ったところで、
定型発達並みに問題なしとみられることも多いと思います🙄




じゃあ社会で、会社で何の問題もないのか??




そんなわけありません。。。


それならニートも引きこもりも経験する人などいないでしょう


発達障害の二次生障害で苦しんでいる人は、

普通の人以上に普通に会社いって、仕事して、
そうして何の気なしに生きていけたらどんな良いかと…本気で思い願っているはずです



定型発達の人並みに問題なし!とみられることも多い
と言いましたが、




しかし、
わたしの場合で言えば、


同時並行処理が物凄く苦手で、
多大なストレスが発生してしまうのはやっぱり事実です…





自分の仕事を抱えながら、
上司に他の仕事を突然頼まれると、
頭がパニックになり、どっちに集中したら良いのか分からなくなります



この時、
どちらの仕事を優先したら良いのか上司に聞く
自分は手一杯なのですぐには取り掛かれないことをしっかり伝える

など

対処の術は分かっているつもりです


(昔は認知が歪んでいて、実はこれも出来ませんでしたが…)


今は認知行動療法を身に付けたおかげでSOSを出せたり、
無理と言う事はダメではないとと、思えるようになった



対処・対応の仕方、コミュニケーションの取り方は分かっているから、
そこを指導してもらうのは、
なんか違うのです




案の定
この例でいうならば、

わたしが上記のように、
『無理です、後周しになりますよ、その仕事は!!』
的な対応を仮にしたとして、



『大丈夫、急いでいない、
それは後回しでよいから…』

などと、
上司が言ってくれたとします




あぁ、それなら良かったね、、
そっちの仕事は気にせず後で取り掛かろう
上司も急いでいない、いつでも良いと言ってくれている


となるならば、
なんの問題ないのですが


そうはならないからわたしは困っているのです


わたしの脳が、
そうは言わないのですよね…




脳にまるでトゲが刺さっているかのようになって、
もういっこの仕事が気になって仕方がなくて、
気持ち悪くて、ソワソワしだして、

終いには発狂しそうになるのです



これは、、

これを言葉で他人に説明するのはとても難しいです

頭が、思考が、
脳の中でごちゃごちゃになる感じです
(軽度であるとは言え、これはまさにADHDの人の脳内ですね…)



これはわたしがカフェのアルバイトで
コーヒーを入れながらパンが焦げないように焼いたり、、

などといった、同
時に何かを作業することがとても苦手なことに大いに関係し、

わたしの作動記憶の悪さを物語っております。。。



ああしたい、こうしたい、今はそれをする必要ない、
などと、
言われたことや目で見たことを処理する言語や視覚処理能力にはさほど問題はないので、



言語や視覚処理能力に対する
作動記憶能力が全く追いつかずに


そこに多大なストレスが発生し、
発狂したくなる



言語を理解する脳の働きと
ワーキングメモリを活用する脳の作動記憶の働きのアンバランスさ故の苦痛と言えると思います




これはわたしの一つのパターンですが、

脳機能のバランスが凸凹になっている人は、どこの機能が悪いのか?
などは関係なしに、

凸凹そのものがある以上はどうしたって
そこを使うタイミングが生じるたびに

(ふつうの人にはなんてことない出来事なのに)
多大なるストレスや苦痛を伴うことになる人はいると思います




社会でつまずく理由は、
コミュニケーションが取れないだけじゃない…

アスペ傾向もあって、
たとえ上っ面とは言え(笑)コミュニケーションにさほど問題がないグレーゾーンの場合は




メモとりをしっかりしましょう
具体的な指示を出してもらいましょう

とか。。


そんなことを
いくら訓練で指示されたって、練習したって
いっこうに的外れもいいとこです

(自分自身もそこじゃないことはよく分かっているはず)





もちろんすべての人に当てはまるわけはありませんが、
グレーゾーンの場合はコミュニケーションや意思疎通には問題ないことの方が多いので、


いわゆる世間一般理解の発達障害の人達向けの支援センターに言っても、
色々な意味で逆に苦しくなるだけだったりします



わたしの場合でいえば、
問題となっている作動記憶と言語能力のアンバランスさを少しでも縮めること


つまり、作動記憶・注意機能の改善・軽減を図ることが大事になるのですが


一人一人に合わせて訓練してくれる大人の支援センターってのは
残念ながら多分ないと思います



あくまでも、
支援センターは世間一般な発達障害の理解のもとで訓練が組まれていると思います


そういう意味でも
グレーゾーンにとっては意味がないことの方が多いかもしれません
(もちろん苦手なことによっては意味がある場合も大いにあるでしょうが)




グレーゾーンの場合は自分で地道に
自分の脳が苦手としていることを訓練によって鍛えて、脳を変えていくしかないんじゃないかな



西脇俊二先生が
グレーゾーン発達障がいってある意味一番悲惨可哀そうだよね

(悲惨とは言っていないです、悪しからず(笑))

って言っていましたが🤔



その意味がなんか分かる気がします、、、




グレーで症状も軽いくせに、、、

しかし、決して白ではない







白になれない自分を不思議に思うのです












コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大人の発達障害WAISーⅢ Ⅳ脳検査 | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

発達障害」カテゴリの最新記事