分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
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コーヒーと女性ホルモンと生理と…乳癌と…

2020年01月30日 | 身体・健康

今日はカフェインの作用を知って
カフェインと上手く付き合おう
 
が、テーマ
 
前回からの続きです
 
 
 
 
 
カフェインの作用を知っておくとちょびっと役に立ちます
 

知っておきたいポイントは取り敢えずは2〜3点



ひとつめは、COMT代謝に関係します
 
 
特に"女性に関係する"と前回お伝えしましたが
 
 
 
 
 
COMTとはドーパミン→ノルアドレナリン→アドレナリンと変換していく代謝過程で働く酵素です
 
 
 
この酵素の働きを阻害するのがカフェイン
 
逆に働きに欠かせない栄養素がビタミンB6などです
 
 
 
 
カフェインを摂ることでこの一連の流れが阻害され、
 
脳内でこれらドーパミンやノルアドレナリンなどの興奮系伝達物質がたまりやすくなる
 
 
 
前回も書きましたが、
代謝はその物質の作用・働きを"無効化"して、また作って、の、流れが大事なんです
 
つまりは、→COMT代謝が阻害された結果、
 
興奮系物質が無効化出来ずに溢れてくる→結果、状態やる気や集中力に繋がる)
 
 
 
 
COMT酵素の働きをカフェインで阻害する流れがなんとなくわかったかと思いますが、
 
なぜ女性に特に関係するのか?
 
 
 
 
その理由は、
 
このCOMT酵素はエストロゲンも代謝するからです
 
 
 
つまり、
カフェインを摂ることで、(またはビタミンB6不足を起こす事で)エストロゲンを無効化出来ず、
 
これまたエストロゲンも過剰になってしまうのです
 
 
 
 
女性ホルモンのバランスの乱れに繋がってしまうというわけです
 
 
 
更年期はエストロゲン不足ではなく
 
エストロゲンとプロゲステロンのバランスの乱れ、、、
 
エストロゲン過剰が起きているとも言われています
 
 
 
 
更年期にほまだ程遠い20代の女性も、
 
とくにPMSなど月経症状があるひとは生理時期にカフェインを摂りすぎることは女性ホルモンにも影響を与え兼ねないということ
 
 
 
 
 
これを知っておくと、
 
生理の時はコーヒーを飲む回数に気をつける、
 
カフェイン類似品のカカオ(チョコレート)の食べすぎに気をつける
 
 
など、
 
とくにPMSの悩みが強い女性ほど、工夫するのがオススメなんです
 
 
 
 
ちなみに、
これが分かると、
 
 
ビタミンB6不足や、コーヒーやチョコレート過剰が蔓延すると
 
(またはもともとCOMT酵素に遺伝子変異🧬ある)
 
 
 
エストロゲンが体に溜まりやすいですから、
 
 
 
更年期症状が出やすい、とか、
人より早い(若年性)とか、
症状が酷い、長い、とか
 
 
 
更には
 
乳癌リスクなども高まるということに最悪は繋がってしまうんです
 
 
 
 
今日は主にCOMT代謝の中でも女性ホルモンに焦点を当てましたが、
 
次回は同じくこのCOMT代謝で増えてくるアドレナリンにスポットを当てます
 
 
 
 
こちらは特に、
仕事で忙しい、受験勉強で過集中
 
など、
食事をゆっくりと取る暇もなく慌ただしく暮らしている人が知っておくといい
 
 
カフェインと交感神経系の話です
 
 
コメント
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