分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
栄養のこと、健康のこと、分子栄養学や日常やつぶやきなど
気ままに綴っています

ビタミンAを効率よく吸収する方法

2020年01月16日 | 身体・健康
前回はあんこう肝の話をしました

余ったあん肝は、
ご飯と混ぜてあん肝ご飯にすると凄く美味しいです



ご飯の上に、ほぐしたあん肝を載せて、
あさつきと海苔をトッピングし、

醤油をかけて頂きます




これが絶品
是非お試しあれ


さて、食べ物の話をすると、
食いしん坊のわたしは飽きることなくずっと喋っていられるほどです



あん肝はビタミンA豊富食材だよってことで、


今日はちょっと踏み込んだビタミンAのお話


βカロテンの吸収効率はあまりよくなく、
さらに吸収出来たごく僅かのカロテンがビタミンAに変換されるが効率までも考えると


わたしが東大に合格するくらいの確率かもしれません

(それはさすがに言い過ぎ?明大くらいにしておくか…)




文献によっては、

その日の体調や一緒に調理する食材、
個人差の遺伝子状態によってもかなり左右されるとのことでした




βカロテンの吸収効率の悪さ、
更にはVAへの変換効率の悪さを考えれば


βカロテン豊富な食材よりも
ビタミンA豊富な食材を摂った方が手っ取り早いと想像がつきます



しかし、βカロテンにはβカロテンなりのメリットがあるので、
積極的に摂るに越したことはありませんので悪しからず

VAには期待できない抗酸化作用が強く
その効果はビタミンCを遥かに上回るとか回らない(?)とか…

本日はあくまでビタミンA補給のお話です




ビタミンA豊富と言ったら、
前回(わたしが一人で)盛り上がった

あん肝



そして、
植物性(βカロテン)と変わって


動物性のお肉の肝臓・レバー、鰻やタラのお魚

卵の卵黄にも含まれていると言われていますね




これらの食材を積極的に摂りたいところですが、

ここで今日はもうひとつ
ビタミンAにさらに踏み入るお話なんでした



ビタミンAに限りませんが、
栄養たっぷりのお食事にしても、高額・又は安価なサプリメントにしても

食べたらそのままそれが吸収されて利用されて…
万々歳


なんて、

考えは…

甘いんです



βカロテンの吸収率が、
その日の体調や組み合わせ食材や遺伝子にっても変わる
といったデータからも分かるように、


その人の胃の状態・腸の状態・遺伝子の状態によっても
やはり変わってきてしまいます




せっせと栄養のあるものを食事やらサプリやらで摂ったところで、
胃や腸の状態が悪いと全然効いていかないなんてことに



ビタミンAに関して言えば、
吸収効率・利用効率にはリパーゼや胆汁分泌能力
腸肝循環の状態の状態が関係してきます


胃や腸に加えて、肝臓の状態にも関係があるのです




ビタミンAは脂溶性ビタミンに部類され、

胃で油・脂の吸収に関わるリパーゼや胆汁がしっかり分泌されていることが
脂溶性ビタミンであるビタミンAを吸収するにあたり必須の条件とも言えます




肝臓が弱っていれば胆汁を十分に分泌出来ずに、
脂溶性の吸収効率ががた落ちです




リパーゼや胆汁が往々にして出ていないという人

脂溶性ビタミン全般(ADEK)が吸収出来ないので



乾燥しやすかったり
ドライアイになりやすい

さらに、人に比べて鳥目かもしれません




ラーメン食べるとお腹壊す(下痢する)
と言っている子

ほぼ乾燥肌の悩みを持っているのでは??



とくにこっていラーメンの脂をうまく吸収出来ないので、
翌日お腹くだすパターンかも…🚽



胆汁不足・リパーゼ不足が疑わしい…
と、繋がるわけです🤔



さらに踏み込むと、
なぜ胆汁やリパーゼが不足してしまうのか

脂肪肝などの肝臓や、リパーゼを出す膵臓に問題があるなど、
根本的な問題を突き止めることが出来るかもしれません



ビタミンA補給のひとつにしても、
自分の胆汁やリパーゼの分泌能力まで意識することで

より吸収出効率を上げる工夫が出来るようになります

コメント
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