分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
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気ままに綴っています

①疲れやすい人…インディゴチルドレンやHSPは疲れやすい体質?

2017年11月04日 | 身体・健康

前回より、痩せないタイプの人の話を色々書いてきましたが

 

今日はそれに関連して、疲れやすい人の話

 

HSPインディゴチルドレンって、とにかくやたらと疲れやすい

(発達障害・アスペしかり…)

 

これ、本当に本当によく聞きます

 

疲れやすいわ、怠いわ、眠いわ

 

ネットでもそんな情報が溢れかえっています

 

とくにスピリチュアル系を好む人ともなると、

人からのエネルギーをもらいやすく、影響を受けやすい…

だから人一倍疲れるのよね…

とか…なんとか

 

たしかに、発達障害って(HSPもインディゴチルドレンも)感覚過敏や触覚過敏、視覚過敏とかあるから、

(症状の度合いの差はあれども)

 大勢の人が溢れかえる場所やうるさい人込みにいるだけで、きょろきょろしたり

沢山の情報に脳が目が耳が鼻が反応してしまい、ものすごく疲れるのは分かります

 

発達障害の概念がないと、そのことを知らない人も多いです

 

そうなると

疲れやすいその原因は、

人からのエネルギーをもらいやすい

敏感で繊細だからしょうがない

という答えが最も正しい答えのような気になります

 

朝起きたすぐそばからぐったり…

眠くて怠くて何もする気になれない…

一日外出すると、もうぐったり…

翌日はとにかく寝ていないとどうしようもないの…

 

そんなことをわたしも本当に本当に、よく耳にします

 

そういったエネルギー不足の人は、

人からエネルギーを奪われているせいで、

人から余計なエネルギーを貰いやすいせいで、

人一倍敏感なせいで、

そのせいで、そんなに疲れやすい体質ということでしょうか?

 

本当にそれだけでしょうか?

 

確かに、目に見えない邪気やエネルギーに影響を受けやすい…

これも間違いではないと思います

 

けれど、ちょっと違う視点を取り入れることによって、

対処方が見えてきます

 

前回、わたしたちの生命エネルギーは、主に糖から作られている!というようなことを書きました

糖(グルコース)は、わたしたち人類にとって、とても効率の良いエネルギー源なんです

前回記事はこちら

 

そのエネルギーというのは、糖の代謝過程においてミトコンドリアというところで作られていて、

作られたエネルギーはATPと呼ばれています

→この一連の流れはTCAサイクルクエン酸回路と呼ばれています

 

このATPと言われる生命エネルギーは、わたしたちが生きていくためのガソリンのような働きをしてくれています

 

わたしたちが食事で得た炭水化物(糖)は、消化されることでブドウ糖(グルコース)へと分解され、血液中へと運ばれ、細胞内にある工場のようなところ(ミトコンドリア)へと運ばれていき、そこでATPが作られていく…

これがTCAサイクルのイメージです

(めっちゃ簡単で省略しまくりの説明で、突っ込みどころ満載かも?しれませんが…そこは悪しからず)

 

そして、前回インスリンの働きが糖の代謝にかかわっていることも書きました

正常に糖を取り込むためには、インスリンが正しく機能しているか?は重要なんです

 

糖が正しく取り込まれないと…

ATPは十分に作られません

 

つまり、ガソリン不足です

糖を摂っているのに、エネルギー不足

 

糖を食べても、食べても、

その糖が正常に細胞に取り込まれないために、いつまでたってもスカスカ状態

それで元気が出るわけもありません

 

疲れやすいのは…、

 人からのエネルギーを受けやすいから!とか…、人からの影響を受けやすいから!とか…

なんちゃらかんちゃら…

 

そんなことを言うそれ以前に、ただ単に

糖の代謝がうまく回ってませんよ??

エネルギーを上手く作れていませんよ??

って一言が真っ先にくる必要があると思います

 

また、前回の食べていないのに痩せない人の話題に少し戻りますが、

糖が細胞内のTCAサイクルに取り込まれていかない!ということは、

エネルギーが十分に作られないということ以外にも、本来はTCAサイクルに入ってエネルギーに変換されるべきものが、

必要以上に余ってしまい、それが中性脂肪に回るということでもあり…

エネルギー不足で疲れやすい上に太りやすいという

なんとも最悪な状態ってわけです

 

(それに加えて糖質過剰な食生活…エネルギーにすら成れないその糖は一体なんのための糖だろう…)

 

すぐにお腹が空く人や、空腹を感じやすい人というのも、

TCAサイクルがうまく回っていない可能性大です

 

さらに付け加えると、エネルギー源であるATPを作る糖の代謝過程でビタミンやミネラル類の栄養素は必須です

つまり、糖がせっかくやっとこさの思いで細胞に取り込まてくれたとしても、それらの栄養素が不足していたら

これまた余った糖は中性脂肪行きやたら疲れやすい

 

そんなことが起きてきます

だってガソリン不足ですから…

 

では、ガソリン不足解消のためには…どうしたらいいのでしょうか?

 

続きは次回

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