斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

和歌山ペットボトル救助

2011年06月07日 12時13分45秒 | 水難・ういてまて


いまほど、朝録画しておいた、日本テレビ系の情報番組スッキリを視聴しました。
和歌山県有田川町のため池に落ちた(正確には、ウエイディング中の沈水だろうと思います)事故について、丁寧に説明がありました。

1.和歌山のため池は、周囲100mほどで、3年生の小学生が落ちたところは深さ2-3m。
2.落ちてすぐに背浮きでういていた。それに気がついた主婦が自宅からペットボトルを5本もってため池に向かった。
3.5本投げて、最後の1本が子どもの腹にのった。
4.ラッコ浮きのまま、バタ足で岸に近づいた。
5.岸は斜面なので上陸できた。

つまり、着衣泳講習会で練習しているとおりの、そのもの、最も理想的な形で助かったということです。主婦はペットボトル救助をテレビで見たことがあるそうです。子どもは着衣泳を習ったことが無かったそうです。そして本人は泳げないといっていました。

インタビューにお答えになられていた主婦の方は、とても笑顔が素敵でした。単なる偶然ではなくて、きっと準備のよかったあなたに白羽の矢が立ったのだと思います。和歌山県で着衣泳が広まることを期待しています。

なお、本日夕方の5時から7時のニュース枠でもほぼ同じ内容が放映されるようです。



着衣泳のホームページ
http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm