小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

教え子の同窓会 当時の自分の奇行に大爆笑

2016-01-11 07:49:48 | 学級生活の攻略法
教え子の同窓会にお呼ばれして参加してきました。
成人式で地元に集まってきたタイミングで、小学校の同窓会を開いたそうです。
この手の同窓会に参加させてもらうのは、私も3回目になりました。
確実に教え子は成長し、私は年をとっています。笑
今回は6年担任としてではなくて、5年生で受け持った子たちが、わざわざ「ぜひ先生も」と呼んでくれました。

3回目となっても慣れるものではなく、やっぱりかなり緊張しました。
「私のこと覚えてます?」
この質問が一番つらかったです。笑

お酒も進み、場が和んできたころに、当時のクラスの子たちがいろんな思いで話をしてくれました。
「先生、熱かったよね~」
「5年生のときのことが一番覚えてるわ~」
みんな声をそろえていました。笑

・学級の歌を作ったことけど、実は歌うのが恥ずかしかった
・先生が怒って職員室に引っ込んだ時、みんなかなりの打ち合わせをして謝罪にいった

そして、多くの子が口々に言うのは
・先生にめっちゃ怒られた(泣かされた)
という話。笑
「~って叱られた!」
「~って泣かされた!」
どんだけでも出てきました。笑

ほとんどのエピソードは私も覚えていて、10年ぶりぐらいに聞くと、笑いが止まりませんでした。笑
当時は怒る側も怒られる側も必死だったのでしょうが、笑える思い出になるものですね。
確かにこのクラスはよく叱りました。
雑然としたクラスで、過去には学級崩壊のようなことも経験してきている子たちでしたので、それが必要だったのです。
そして、こっちが必死になればその分ちゃんと響く子たちで、一年を通して大きな変化が見られた子たちでもありました。

さて、子どもたちが不満げに話すエピソードの中で、いかにも当時の若い自分らしいものがあったので、その子の話をそのまま紹介します。
「先生、ぼくを泣かせたの覚えてますか?」

先生は、クラスみんなにこう言ったんですよ。
「高学年として、学校のためにボランティアの掃除をするぞ!」
って。
そしたら、クラスのみんな、シラーってしてたんですよ。
そしたら先生いきなりぼくを指名して
「ボランティアするか!しないか!」
って言ってきたんですよ。
なんでおれ!?って思ったんですけど、気が弱いぼくなら
「する」
って言うと思ってたんでしょう。
もちろんぼくは
「…はい」
って言いましたよね。
そして、次の日の朝、ボランティアの掃除をするってなったんですけど、ぼくいきなりその日の朝ボランティアに遅れたんですよ。
でも、ほんの2分くらいですよ!
しかも、あれどうしても仕方ない理由があったんですよ!
なのに先生ブチ切れて…!
めっちゃぼくを叱ったんですよ!
「お前やる気あるのか!」
「それでも高学年か!」
しまいには
「このクラスのことが好きじゃないんだろ!」
なんで遅刻するのがクラスを好きじゃないなんてことにつながるのか、あのとき全然意味が分かりませんでしたよ!
でもぼくも泣きながら必死になって
「クラスが大好きです!」
「立派な高学年になりたいです!」
「もう一度チャンスをください!」
なんて食い下がりましたよ。
たった2分の遅刻ですよ~。

この話に笑いが止まらず、笑いすぎて涙が出ました。笑
リアルに覚えています。
若く、勢いだけで仕事をしていた痛々しい時期の自分です。笑
「ごめんね」
10年たって素直に謝りました。笑
「先生謝らないでくださいよ~」
こんなバカな先生によく一年間ついてきてくれたものです。

私の今年の初仕事は「学校中の時計合わせ」

2016-01-07 20:23:30 | 雑談
前回の記事で、
「去年の自分に負けない」
との決意を書きましたが、そこでまず私がしたことは
「学校中の時計合わせ」
でした。

なんというか、私の中で
「負けない」=「精力的に動く」
という運動量の話になり、とにかく机に座ってパソコンに向かうのが嫌になり、何か「動く」仕事はないかと捜したところ、見つけました。
以前から、先生たちがぼやいていたんです。
「うちの学校の時計ってバラバラだよね」
「職員室の時計なんて3分ぐらいずれてるよ」
「もうそのずれになれちゃったけどね」
私も当然気づいてはいたのですが、いつしかそれはこの学校の常識みたいになってしまい、誰も修正しようとはしていませんでした。
それでも修正できればしたほうがいいのは分かっていたのですが、常設してある時計を合わせることができるのかも知らないし、それが分かったとしても、なんせ学校中の時計なんて相当な数があるのだから、それはかなりの労力になることは簡単に想像がついていました。

だから、誰も手をつけてなかったんです。

そこで、私が動きました!
「やるぞ!」
私の思い付き行動に、
「おぉ!」
と、乗ってきてくれた先生がたった1人。笑
いいんです。
1人でやるよりは、全然いい。笑

そして、2人で学校中を回り時計を触る作業が始まりました。
壁に埋め込まれているような時計や、外壁の高いところにあるような時計も、よく調べると合わせ方が分かりました。
1人は、親時計となる電波時計をもち
「10時23分まで、残り、10秒!9!8!…」
と合図を出し、もう1人は、脚立に上り、その合図を受けて時計を合わせる。
この役割分担で何台もの時計を合わせました。

学校中回ると、合計何台あったのでしょうか。
(数えておけばよかったな)
かなりの数の時計で、半日かかりました。
最後の時計を合わせ終わり、チャイムのスイッチを入れてみました。
どの時計も電波時計どおりの時刻で、チャイムもきっちりその時刻になるはず… と、息をのんでその瞬間を待ち、
「キーンコーンカーンコーン♪」
となったときは、そのとおり、ぴったりでした!
「よっしゃー!」
たった2人、感動しました。笑

こうしてスタートを切った私の2016年の仕事。
学校中の時計を合わせたことは、もちろん私の仕事のカレンダーに記録しておきます。
そして、来年1月の私に伝えます。
「がんばってるぞー」
と。

1年前の「今」 自分がどんな仕事をしていたかを確かめてみる

2016-01-05 21:20:50 | 教師力UPの攻略法
私は仕事をする上で自分なりのカレンダーをエクセルで作っています。
自分がするべき仕事をジャンル分けして、いつ、だれと、何に気を付けて、その仕事をするかを整理して、計画的に仕事をするように努めています。

このカレンダーは、「平成27年度」のように区切りをつけておらず、ずっと前から同じものを継続して使っています。
だから、そのカレンダーはすごく長くなっていて、何年分もの私の仕事が記録されていっていることになります。
これは意図してそうしたわけでなくて、年度をまたぐときに新しく作り変える作業をせずにそのまま使ったからそうなったというだけの話です。
ですが、これが意外と私にとってとても役立つものになりました。

なぜかというと、いつも過去の自分の仕事を振り返ることができるからです。
エクセルの表を上にスクロールしていくと、どんどん過去の私の仕事の足跡が見れるわけです。
こうなったとき、私がよくするのは
「一年前の今、自分がどんな仕事をしていたか」
を見るようにしています。

ふとしたときに思うのです。
「…さて、とりあえず目の前の仕事は済んだな。他にやるべきことはないかな。」
そして
「去年は何をしていたかな」
と、振り返るわけです。
すると、一年前の自分が教えてくれることがあります。
「あぁ、来月始まる○○週間に向けて準備を始めてたんだ」
「そういえば、こんなトラブルが起きて対処してたな。今年も同じことにならないように、今のうちに」
こういった、言わばマイナーだけど、かなり重要な情報が届くことがあります。
これに助けられて、仕事のぬかりをなくすことができます。
それだけでなく、今年は去年よりも一歩クオリティーの高い仕事ができるようにと、意識できるようになります。

一般的にも、何か仕事に臨むときは、前年度のやり方を確認するということはよくやります。
前任者に尋ねたり、そのときの資料を読み返したり。
それももちろん大切なことですが、私もよくやりますが、このカレンダーのうれしいところは、かなり「手軽」にそれができるという点です。
ふとしたときに、すぐにできますから。
このシステムを発見したときは、私にはすごくラッキーだと思えました。

さらに。
話は逸れますが。
こうして一年前の自分の仕事ぶりを振り返ってみると、よく気づかされるのが
「俺、去年の方ががんばってたんじゃないか」
ということです。
教務主任として一年目だった去年、その役割を十分に果たせるように、周りの先生たちに迷惑をかけないように、必死に動いていました。
それがカレンダーにもしっかり記録されています。
そして二年目の今年。
教務主任という仕事のノウハウを身につけたと思っているのか、去年ほど動いていない自分に気づかされます。
なんというか、楽して役割をこなしている、こなせるようになっている一面があるように思えます。

そんな一面を管理職や周りの先生たちに指摘されることなんて一切なくて、周りからも
「教務主任として安定している」
ような評価をもらえるようになってきているのも実際そうです。
そこに甘えているのも間違いないです。

しかし、そんな自分に、唯一このカレンダーが喝を入れてくれます。
去年の自分が
「えらそうにすんな~!」
と尻を叩いてくれます。
はい、すみません。
自分が楽に立ち振る舞うようになった分、他の誰かが苦労するようになっているかもしれないということ、忘れないようにします。
「教務主任として安定」というのは、「教務主任としてえらそうになる」ことではないということも。
いつも担任の先生たちの現場と同じレベルにいて、一緒に汗をかく教務主任になりたいと、去年の最初に思っていたことも。

2016年。
私は明日が初出勤です。
私の今年の仕事は明日から始まります。
謙虚な気持ちで臨もうと思います。
まずは、去年の自分に負けないのが最低条件です。

自分が教え子の結婚式に出る年になるなんて…

2016-01-04 17:14:04 | 雑談
ついに届きました。
届いてしまいました。
招待状が。
差出人は、私の教え子でした。
初任のころにもった子で、今20代の子です。

初めての経験に、とても複雑な心境です。

教え子が無事に結婚することへの喜びと
教え子が結婚するほどの年になったということは自分も相応の年をとったているということを再確認させらたことへの寂しさと
何年もたつのに私を覚えていて、しかも結婚式に招待してくれるほど慕ってくれているということへの感動と
その子の結婚式に実際どんな感じで参加していいものやらという戸惑いと

いろいろです。笑

とはいえ、やはり一番は嬉しさでいっぱいです。
教え子の結婚式に出れるなんて、教師冥利に尽きます。

きっと、その子の華やかな結婚式での姿を見ながら、常に小学6年生のころの姿を思い出しては、その成長に胸がいっぱいになることでしょう。

泣いちゃうかな。
普通に酔っぱらうかな。笑

とにかく、先生らしく情けない姿だけは見せないようにしないと。
はっきり言って、年をとった姿に自信がなくて、挙動不審になってしまいそうですが、そこは開き直って堂々といこうと思います。笑