小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

私の教室は格段の寒さなのですが、これが意外に

2016-01-23 16:54:52 | 授業中の攻略法
寒いですね~
普通の公立学校である本校は教室にエアコンや暖房器具は一切なく、この厳しい寒さの中子どもたちはガタガタと震えながら過ごしています。笑
やせてる子なんて、唇が紫色になってしまっていて、かわいそうです。笑

しかし、各クラスの教室というところは、子どもがたくさんいるその熱気で、暖房器具はなくても、なんとなく暖かくなるものです。
寒い廊下から教室に入った時は、明らかに温度が違います。
子ども一人一人が小さな暖房器具のような感じです。

一転、私が授業で使う「算数の教室」
ここは授業ごとに子どもが入れ替わり、少人数編成なのでやってくる子どもの数も少なく、さらに算数の授業なので子どもが活発に体を動かすこともなく。

…まさに極寒。

自分の教室を出て、この算数の教室に来たこたちのリアクションはみんな一緒です。
「さっぶ~~~~」
同じ教室とは思えない温度の違いです。
私が悪いわけではなのですが
「ごめんねぇ」
って言ってしまいます。笑

しかし、選択肢はありません。
やっぱりこの教室で、いつものように授業をするしかありません。
…と、この極寒教室で授業をしていて、最近気づくことがあります。

なんとなくかもしれませんが、子どもたちの「集中力」が、いつもより増しているような気がします。
課題に取り組む子ども一人一人の集中力があり、授業全体の雰囲気が引き締まっているようです。

寒さのおかげじゃないかと思うのですが。
寒さでピンと張り詰めた空気の中、授業に臨む子どもたちの意識も研ぎ澄まされるようなものがあるのではないかと。
寒くて、それ自体は居心地が悪いのは確かにそうなのですが、それが意外にもメリットをもたらしているようです。
夏の暑さでダラダラとなってしまうあの教室の、逆でしょうか。
どうやら、寒さというのは学習には適しているようです。
もちろん「ほどよい寒さ」が一番なのでしょうが。笑

それを思うと、寒い地方の方が学習がはかどり、学力が高くなるということでしょうか。
それは言い過ぎでしょうか。