小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

家庭訪問で今まで以上に保護者が温かく迎えてくれる理由

2018-05-09 07:16:54 | 保護者への攻略法
今年始めの学級PTAがありました。
「40人超学級」ですので集まる保護者も数が多く、教室の机に並ぶと子どもよりボリュームも大きくて、今まで以上に緊張しました。笑
さて、ほとんどの保護者にとって私は「はじめまして」な存在なので、簡単な自己紹介から始めることにしました。
できればここで少しでも保護者の心をつかんで、1年間協力し合える関係の第一歩としたいところです。

じゃあなんとあいさつしようか…

といってもあんまり気の利いたことも浮かばないので。笑
珍しく「我が子」の話をすることにしました。
というのは、今年うちの長女も小学校入学で、それにちなんだ話は今年しかできないと思ったので、
「そのことでも話すか」
と。
「みなさん、はじめまして。この度…」
から始まり
「…実は、私の長女が今年小学校入学で、私も初めて、皆さんと同じく、小学生の保護者になりました。」
と話すと、下を向いていた多くの保護者の顔が上がり、パッと明るい表情になったのが分かりました。
(おっ)
そこから
「ときには「行きたくな~い」なんてグズる日もあって…」
なんてエピソードを話すと、お母さんたちがとてもにこやかな顔で聞いてくれました。
今までに感じたことのない「手応え」を感じたような気がしました。

そして、その翌日から家庭訪問が始まりました。
言うまでもなく、私にとっては「超家庭訪問」です。笑
初日だけで七件ほどの家を回りましたが、そのうちのほとんどの家で
「先生が昨日おっしゃられていたみたいに、うちの子もこないだまでグズってたんですよ~」
「お子さん、早く学校に慣れるといいですね」
みたいな声をかけてもらいました。

昨日のエピソードのおかげで、
「先生と保護者」
という関係だけでなく
「保護者と保護者」
という関係としても築くことができたようで、今まで以上に保護者からの親近感を感じることができました。

そこまでねらってした話ではなかったのですが、結果的によかったです。
ときには身の内をさらけだすような共感を与える話もしてみるものですね。
娘に感謝です。笑

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