小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

こんな学年主任いたらいいなぁ

2012-02-02 21:09:39 | 教師の仕事術の攻略法

私,今年度初めて「学年主任」を経験させてもらっています。

学年主任より先に「教務」を経験してきたという変わった経歴の持ち主でして(笑)

教務は小さな学校だったので経験できたということもあり,まだまだ駆け出しの私にとっては大変貴重な経験でした。

そこでも多くのことを学ばせてもらいましたが,今年の学年主任。

また一味違った仕事をさせてもらってます。

自分なりにいつも

「どんな学年主任であるべきか」

を考えながら仕事をしているつもりですが,やはりまだまだ新任主任の一年目。

「学年主任とはこうあるべきだ!」なんて,えらそうなことは言えません。

それを実行できる力が備わっていないので。

だから,今までどおり,学年主任の下について,学年主任にお世話になりながら仕事をする者の立場から,

「こんな学年主任がいたらいいなぁ」

を謙虚に探ってみたいと思います。

まず思いつくのが

いつも自分がしている仕事を見せてくれる学年主任がいい!

と思います。

学年主任になる立場の人は,仕事の経験的にも他の人よりベテランであることが多いです。

だから,短期的にも長期的にも「いつ,どんな仕事をするべきか」を心得ているものです。

ところが,経験の浅い学級担任にはまだそこが分からない。

だから,いつも学年主任がしている仕事を見せてもらって,真似させてもらえると,とても助かるものです。

(あ,主任はもう指導要録を書きだしてる!おれもそろそろ…)

(お,これは次の単元のワークシートだな!ちょっと参考にさせてもらお…)

(げ,学級で文集つくる計画を話し合ってる!そんな時期なんだ…)

(へ~,月末は保護者向けにこんな案内出してるんだ!いただいちゃお…)

こんな感じで,会話はなくとも,後輩は先輩から学ぶものです。

だから,先輩は後輩が学ぶ機会をつくってあげておくべきですね。

自分がする仕事で,同学年の先生たちも共通にする仕事であれば,自分がしている仕事の一端なり全部なり,オープンにして見せてあげましょう。

「ほら」って資料一枚渡してあげてもいいでしょうし,職員室の机に広げておくだけでもいいでしょう。

学級の板書を消さずに休み時間の間残しておいて,必ずそこを通る同僚に見せるという粋な方法もあります。

事細かに「○○先生!もう2月になったから~の準備をしないと…!」と毎度投げかけるよりも,後輩に気付かせるように仕向けた方が,キツキツな関係にならずに済むこともあります。

後輩も,毎回「あれしろ」「これしろ」を言われていると,気が滅入ったり劣等感を感じたりする者もいるかもしれません。

そんなところを気遣って,「仕事を見せてあげる」姿勢がある学年主任はいいですね。


1 コメント

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初めまして。 (kurazoh)
2012-02-09 21:47:34
初めまして。
私が抱いている小学校のイメージが、こちらの記事で手に取るように分かりました。
小学校というのは、非常に非効率的な学年経営、学校経営が行われているようですね。
事情を知るまでに本当に不思議だったのが、小学校向けには、本当にくだらない「仕事術」のような本が書かれて売られていますね。
中学校では当たり前のことが、小学校では本にまでなってしまうのは、組織としての連携がまるでない=運営のノウハウが伝達されない仕組みになっているからなのですね。
部分的に引用させていただくことになるかもしれませんが、もしこちらの記事をお読みいただいて気になるところがあれば、コメント欄でお知らせ下さい。
よろしくお願いいたします。
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