小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

ノートの役目は3つある

2010-07-14 18:04:58 | 授業中の攻略法

私は今年1年生を担任しています。

1学期も終了に近付いてきた今日,最後の国語の授業でノートをチェックする機会がありました。

ふと,子どもたちが今日書いたページとともに,一番最初のページも見てみました。

私「わぁ~」

子ども「わぁ~」

二人が声をそろえたのは,同じ気持ちでした。

「前よりも,ずいぶん字が上手になったんだねぇ」

最初のページの字は,ねずみが這うような,まだ字ともなりきれない字でした。

今日の字は,まだまだ形は整っていませんが,しっかりとしていました。

    714

1年生の指導の楽しさの一つが,どの学年よりも成長がはっきりと目に見えやすいことでしょうね。

とてもうれしくなりました。

さて,

この「ノート」の役目を考えてみました。

子どもたちが授業で頻繁に使用するノート。

整理して考えてみると,

ノートの役目は「整理する」「考える」「練習する」に分けられる!

と思います。

◆「整理する」…学習していることを,分かりやすくまとめること

◆「考える」…自分が考えていることを,ノートに表わすこと。また,表わしながら考えること

◆「練習する」…国語の漢字の繰り返し練習や算数の練習問題などに取り組むこと

この3つの機能に分けられると思います。

ノートの役目はいつも同じではありません。

授業の場面によって変わってくるのですね。

そのノートの役目を,まずは先生がしっかりと把握した上で,ノートを書かせる際にも意図的な指示を出せるといいですね。

今,子どもたちに書かせているのは,整理させるために書かせているのか,考えるために書かせているのか,練習するために書かせているのか。

それをはっきりさせると,どんな指導をすればいいかもはっきりしてきます。

「整理する」ために書かせるのなら,見ための分かりやすさや字の丁寧さにこだわるべきです。

「考える」ために書かせるのなら,思ったまま,えんぴつの走るままにのびのび書かせていいでしょう。

「練習する」ために書かせるのなら,あとで見返しやすいように番号をつけたり,またたくさん書けるように効率的に書かせたりしたいですね。

そして,高学年であれば,この3つの役割を教えてあげるのもいいですね。

その場その場で,どのようにノートを使えばいいか,子どもたちに考えさせて,書く習慣をつけられると,これはかなりな学力といえるでしょう。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。