新6年生学級がスタートして1ヶ月。
子どもたちは緊張感をもってスタートした4月から、徐々にそれもほぐれ、いわゆる「本当の姿」が見えるようになってきました。
だらしがないと言われ続けた学年でした。
昨年、5年生としての姿を見ていても、やはりそうでした。
全校朝会には、最終回まで遅刻してくる子のいる学年でした。
学力が低いことに校長先生は頭を悩ませていて、諸学力検査でもそれは顕著でした。
全体的に「幼い」
それが6年生になったとたん、急に「最上級生!」になれるわけもなく、やはり未熟なところはまだまだ未熟なままです。
私も、評判は分かっていたので覚悟して臨んでいますが、それでもため息が出たり、苦笑いしてしまったり、唖然としてしまったりすることが多々あります。
昨年持った6年生といちいち比べるのはよそうと思っているのですが、どうしてもどこかで比較してしまっては、その違いに頭を悩ませる毎日です。
しかし、それはそれで、今年の子たちのおもしろさがあります。
こんな子たちと付き合っていき、成長させていくそのおもしろさ、やりがいこそが
「This is 学校の先生の仕事」
ですから。
時間も体力も使いそうですが、1年間をかけて、私にできることを全てぶつけていくつもりです。
さて
この子たちが未熟な部分は学校生活のいたる所で見られるのですが、まずはやはり授業。
とにかく45分の集中力がもたない。
出だしはよくても、授業の中盤から後半にかけて、あくび、手遊びの多いこと…(笑)
昨年の6年生と同様な授業をしても、本当に子どもたちの様子って違うんですねぇ
昨年の子たちがせっせとやっていた課題に、今年の子たちはがんばれないです。
ならば、打つ手は明らか。
授業者である先生がもっと工夫しなきゃ。
はい、昨年の繰り返しなんて通用しないなら、がんばります。
まず最初に必要だと感じたことは
学習全般に対して意欲の低いこんな子たちに対して
本当に考える価値のある学習課題を設定する!
ことからだろうと。
あくびや手遊びが出てしまうのは、やはり課題に向かう途中で飽きてしまっているからなんですよね。
ゴールにたどり着くまで、夢中になれればそんなの出ないはず。
だとすれば、絶対にたどり着きたいゴールがあることが前提です。
教科書どおりの課題では、この子たちにはダメなことが多いようですから、もっと、この子たちのところに降りてみて、どんな課題なら意欲的に取り組めるかを考えなくては…
昨年の子たちは学力も高く、授業態度もよかったので、ついつい私はそんな工夫を省いてしまうことが多かったです。
が、今年はこの基本的なことを、もう一度しっかりやっていく必要がありそうです。
いつも読ませていただいています。
同じ学年になり参考にもなるところが多くなりました。
今回の話。。。
研究でも児童の実態に応じて・・・というのが最近ようやく理解できてきました。
教える子どもたちに合わせて、指導方法や内容を変える。
今回の内容に、ストンと落ちるものがあり、書きました。
これからもよろしくお願い致します。