5年生と6年生の算数の授業をしてきましたが、いよいよ最後の授業となりました。
担任ではないけれど、1年間いっしょに算数をしてきたこの子どもたちにはやっぱり愛着がわくものです。
「先生のくだらない話にも付き合ってくれてありがとうね」
なんて、少しだけしみじみとした瞬間もありつつ、最後の授業も終えました。
6年生は卒業も間近に控えているということもあり、
「小学校最後の算数の授業」
という意味を付け加えて、最後の授業はこうしました。
「今日で小学校最後の授業ですね。最後にどんな授業をするか、色々と考えたのですが…」
と、プリントを配りました。
それを受けとる子どもたちは
「…えっ」
「先生、何ですかこれは!?」
「あははは!!やりたい!!やりたい!!」
私が配ったのは、小学1年生向けのプリントです。
かぼちゃやメロンの数を比べて、多い方を見つける問題。
1から20までの数を線で結ぶと、絵になる問題。
どんなプリントかと構えていた6年生の子たちは、まさかこんなプリントとは思っていなかったから、リアクションがおもしろかったですね。
「じゃあ授業も今日は一年生風にいきましょう。」
こう言うと、ノリのいい子たちはばっちりハマってやってくれました。
「しせいをただしくしてくだしゃい!!」
「はーい!!」
「これから、ごじかんめのさんすうのおべんきょうを、はじめましゅ!!」
「はじめましょう!!」
私も一年生担任風にわざとらしく演技しながら、授業は大爆笑でした。
卒業までに、少しでも懐かしいころを思い出せたでしょうか。
さすが、45分すべてを一年生風のテンションではもたないので、途中からシフトチェンジしました。
一年生の問題の中で
「6+5=9」
と答えた子がいたとして
「なぜこの子はこう答えのでしょうか」
という問いで、子どもたちが色々と意見を出しているうちに、授業は六年生風に戻りました。
なかなか理解できない6年生たちも
「1年生だったら、この問題を解くのに何をする?」
と付け加えると、
「…あ~」
と、最終的にはみんな納得がいったようです。
「そうそう。指を折って足し算をすると、…ね。9だよね」
「うんうん。」
さらに最後は中学生レベルとも言えるぐらいの難問を出し、子どもたちをうならせながら、あっという間に授業は終わりました。
数日後には卒業して、中学生になる子たちに、最後に一言、二言伝えたいことはあったのですが、言うのはやめました。
遠慮したというか
しみじみとなるのも嫌だったというか
算数の先生は、最後までどっぷり算数でいいや~
そんな感じでした。
6年生のある担任が教えてくれました。
「こないだ、外国語の授業で、What do you want to be?で、子どもたちに答えさせたら、I want to be a teacher!っていう子がいて、理由をきいたら、攻略法先生に憧れてるって」
「マジですか!?」
下手な算数の授業だったのに、お世辞でもウソでもうれしいです。
教える中に、たった一人でもそんな目で自分を見てくれている子がいると思ったら、改めて授業は手を抜いてはいけないと思いましたね。(当たり前 笑)
さあ、あさってはその六年生の子たちの卒業式。
私は進行をします。
ビシッと決めて、花道を送り出したいと思います。
担任ではないけれど、1年間いっしょに算数をしてきたこの子どもたちにはやっぱり愛着がわくものです。
「先生のくだらない話にも付き合ってくれてありがとうね」
なんて、少しだけしみじみとした瞬間もありつつ、最後の授業も終えました。
6年生は卒業も間近に控えているということもあり、
「小学校最後の算数の授業」
という意味を付け加えて、最後の授業はこうしました。
「今日で小学校最後の授業ですね。最後にどんな授業をするか、色々と考えたのですが…」
と、プリントを配りました。
それを受けとる子どもたちは
「…えっ」
「先生、何ですかこれは!?」
「あははは!!やりたい!!やりたい!!」
私が配ったのは、小学1年生向けのプリントです。
かぼちゃやメロンの数を比べて、多い方を見つける問題。
1から20までの数を線で結ぶと、絵になる問題。
どんなプリントかと構えていた6年生の子たちは、まさかこんなプリントとは思っていなかったから、リアクションがおもしろかったですね。
「じゃあ授業も今日は一年生風にいきましょう。」
こう言うと、ノリのいい子たちはばっちりハマってやってくれました。
「しせいをただしくしてくだしゃい!!」
「はーい!!」
「これから、ごじかんめのさんすうのおべんきょうを、はじめましゅ!!」
「はじめましょう!!」
私も一年生担任風にわざとらしく演技しながら、授業は大爆笑でした。
卒業までに、少しでも懐かしいころを思い出せたでしょうか。
さすが、45分すべてを一年生風のテンションではもたないので、途中からシフトチェンジしました。
一年生の問題の中で
「6+5=9」
と答えた子がいたとして
「なぜこの子はこう答えのでしょうか」
という問いで、子どもたちが色々と意見を出しているうちに、授業は六年生風に戻りました。
なかなか理解できない6年生たちも
「1年生だったら、この問題を解くのに何をする?」
と付け加えると、
「…あ~」
と、最終的にはみんな納得がいったようです。
「そうそう。指を折って足し算をすると、…ね。9だよね」
「うんうん。」
さらに最後は中学生レベルとも言えるぐらいの難問を出し、子どもたちをうならせながら、あっという間に授業は終わりました。
数日後には卒業して、中学生になる子たちに、最後に一言、二言伝えたいことはあったのですが、言うのはやめました。
遠慮したというか
しみじみとなるのも嫌だったというか
算数の先生は、最後までどっぷり算数でいいや~
そんな感じでした。
6年生のある担任が教えてくれました。
「こないだ、外国語の授業で、What do you want to be?で、子どもたちに答えさせたら、I want to be a teacher!っていう子がいて、理由をきいたら、攻略法先生に憧れてるって」
「マジですか!?」
下手な算数の授業だったのに、お世辞でもウソでもうれしいです。
教える中に、たった一人でもそんな目で自分を見てくれている子がいると思ったら、改めて授業は手を抜いてはいけないと思いましたね。(当たり前 笑)
さあ、あさってはその六年生の子たちの卒業式。
私は進行をします。
ビシッと決めて、花道を送り出したいと思います。