谷川俊太郎編「祝魂歌」を読みました。祝婚歌じゃないよ。死に関する名詩のアンソロジーです。
生物すべてが内包しているのに、その中で人間だけが物心つく頃から意識し怯える死。
その死という現象についての30編を読めば、死を肯定的に捉えられるようになります。
巻頭に収められたプエブロ族の古老の詩(金関寿夫訳)を引用します。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている。
すべての声が、わたしの中で合唱している。
すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている。
わたしの畑は、もう耕されることはない。
わたしの言えは、笑い声に満ちている。
子どもたちは、うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。
生物すべてが内包しているのに、その中で人間だけが物心つく頃から意識し怯える死。
その死という現象についての30編を読めば、死を肯定的に捉えられるようになります。
巻頭に収められたプエブロ族の古老の詩(金関寿夫訳)を引用します。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている。
すべての声が、わたしの中で合唱している。
すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている。
わたしの畑は、もう耕されることはない。
わたしの言えは、笑い声に満ちている。
子どもたちは、うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/50/bc25b97171479f3c00d8d1a86ab323f9.jpg)