湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

舌の詩パート3

2019-12-11 00:00:49 | オリジナル
共通テーマ「舌」でEが書いた詩を投稿します。

舌の有無

ウソつきはエンマ大王から
舌を抜きとられる
してみると歴代の詩人は
口中をまっ赤にしているか
それともフィクションを構えて
真実をえぐったと
評価され かの世でも
長広舌を振るいつづけるか

先輩は
どうしたら詩人になれるかと
問われ
 自称すればよい
と答える
とすれば夫子自身
口のはしから血をながしているか

少なくとも かの世では
詩人を詐称することは
少々むずかしい

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 舌の詩パート2 | トップ | くしゃみ俳句 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オリジナル」カテゴリの最新記事