新しい共通テーマ「炎」でAが書いた詩を投稿します。
炎天
ひとしきりの雨が
左右に分かれ
炎天が広がっていく
気温と体温がひとつになる
空のありさまは
見上げなくても分かっている
地上に仕事が照らされている
雌の蚊が私を狙う
彼女に吸い出される血も
吹き出しては蒸発する汗も
肉体の程よいしょっぱさ
甘いと言ってもいいような
生の塩辛さ
思考も感情も蒸発した
蜩がひたすら鳴き
炎天がただ広がっている
炎天
ひとしきりの雨が
左右に分かれ
炎天が広がっていく
気温と体温がひとつになる
空のありさまは
見上げなくても分かっている
地上に仕事が照らされている
雌の蚊が私を狙う
彼女に吸い出される血も
吹き出しては蒸発する汗も
肉体の程よいしょっぱさ
甘いと言ってもいいような
生の塩辛さ
思考も感情も蒸発した
蜩がひたすら鳴き
炎天がただ広がっている
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます