石田衣良「裏切りのホワイトカード( 池袋ウエストゲートパークXIII )」を読んでいたら、その中の1編「東池袋スピリチュアル」にこんな一節が。
おれたちは南大塚にむかって歩きだした。バッティングセンターがあり、コンビニがある。昔はこのあたりは三業地で、なかなか粋な街だったらしい。おれの好きな詩人がひとりこのあたりで生まれている。
IWGPのマコトが好きな田村隆一の詩「羽化登仙」から逗子が出てくる最後の部分を引用します。
飯島から逗子市になる
その先端に一二三二年 勧進上人往阿弥陀仏が当時の名執権北条泰時に申請して
丸石を集積して半島形の堤防を造成
その遺跡は満潮のとき海面下に没してしまうが
引き潮とくに大潮のときは全容をあらわす
ぼくが眺めたときは半身のみ
何喰わぬ顔をした和賀江島
おれたちは南大塚にむかって歩きだした。バッティングセンターがあり、コンビニがある。昔はこのあたりは三業地で、なかなか粋な街だったらしい。おれの好きな詩人がひとりこのあたりで生まれている。
IWGPのマコトが好きな田村隆一の詩「羽化登仙」から逗子が出てくる最後の部分を引用します。
飯島から逗子市になる
その先端に一二三二年 勧進上人往阿弥陀仏が当時の名執権北条泰時に申請して
丸石を集積して半島形の堤防を造成
その遺跡は満潮のとき海面下に没してしまうが
引き潮とくに大潮のときは全容をあらわす
ぼくが眺めたときは半身のみ
何喰わぬ顔をした和賀江島
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