共通テーマ「鏡」でAが書いた詩を投稿します。
なにかの鑑
十年前から話し合っている
地域の案件が進展しない
それを「着々と進んでいる」
と 彼は言う
ワークショップや会議の
回数をこなすことが着々と?
地域住民が脈略なく意見を出して
理解し合うことが着々と?
一流のジョークなのか
救いがたく呑気なのか
生い育った環境にも基本的性格にも
彼ほど恵まれていないが
そろそろ肯定的楽観的な人になろうかとか
一晩で温和な賢人になれたらいいのにとか
無理無体なことを考える
実現したらどんなにストレスだろうかと
不自然な姿勢で寝転がりながら考える
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