逗子市浄水管理センター敷地内にも秋の野原が広がってます。
NHK俳句の司会もしているエッセイスト岸本葉子さんの第一句集「つちふる」を読みました。
新型コロナウイルス蔓延による在宅時間増加と、自身の還暦というふたつの機会が重なってできた一冊。
8章それぞれのタイトルは、収められた句から採られており、第Ⅶ章のタイトルが句集のタイトルにもなっています。
季語を書名にした句集ってあまり見ないけれど、すっきり潔い感じ。
各章の標題になった句を抜き出してみました。
Ⅰ 対岸 対岸のことに明るき紅葉かな
Ⅱ 水の重さ 釣忍水の重さの加はりぬ
Ⅲ もの炊く匂ひ 叢林にもの炊く匂ひ夏のくれ
Ⅳ だらだら坂 蓑虫の啼くはだらだら坂の果て
Ⅴ 方位磁石 月夜茸方位磁石の回り出す
Ⅵ 人のかたち 黒南風や人のかたちの雨具着け
Ⅶ つちふる つちふるや汀の線のかく歪つ
Ⅷ 自画像 自画像の右の眼に秋の蝶
NHK俳句の司会もしているエッセイスト岸本葉子さんの第一句集「つちふる」を読みました。
新型コロナウイルス蔓延による在宅時間増加と、自身の還暦というふたつの機会が重なってできた一冊。
8章それぞれのタイトルは、収められた句から採られており、第Ⅶ章のタイトルが句集のタイトルにもなっています。
季語を書名にした句集ってあまり見ないけれど、すっきり潔い感じ。
各章の標題になった句を抜き出してみました。
Ⅰ 対岸 対岸のことに明るき紅葉かな
Ⅱ 水の重さ 釣忍水の重さの加はりぬ
Ⅲ もの炊く匂ひ 叢林にもの炊く匂ひ夏のくれ
Ⅳ だらだら坂 蓑虫の啼くはだらだら坂の果て
Ⅴ 方位磁石 月夜茸方位磁石の回り出す
Ⅵ 人のかたち 黒南風や人のかたちの雨具着け
Ⅶ つちふる つちふるや汀の線のかく歪つ
Ⅷ 自画像 自画像の右の眼に秋の蝶