Eが自由題で書いた詩を投稿します。
同名
父が与えた名は
はじめ
啄木の幼名に同じ
笑止にも
彼の人にあった野心も才も
どこにも見当らない
屈託だけが
わずかにうごめく
ときに鬱懐をあやまってもらし
失笑を買う
真鍮の然諾もだしがたく
あわれ持ち帰りて
暮夜
再読せんとするのである
同名
父が与えた名は
はじめ
啄木の幼名に同じ
笑止にも
彼の人にあった野心も才も
どこにも見当らない
屈託だけが
わずかにうごめく
ときに鬱懐をあやまってもらし
失笑を買う
真鍮の然諾もだしがたく
あわれ持ち帰りて
暮夜
再読せんとするのである