湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

転ぶの詩パート2

2020-03-24 05:47:00 | オリジナル
共通テーマ「転ぶ」でEが書いた詩を投稿します。

非凡への転落
良寛は大愚と称した
良寛ほどの大才にして
はじめて愚になれる
とすれば 生きることはむずかしい
自分を制すかわりに
他者を制す者がでてくるはずだ
刑死という花火
闇に転落する前に
命を高々と打ち上げる
一瞬でもいい
花火の薬玉をはり合せる
地上の仕事には見向きもしない
コメント
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