湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

漢字と仮名

2020-03-20 09:32:48 | 文学
今日は3月定例合評会を屋外開催します。晴れてよかったです。風が強いですが、ウイルス飛んでけ~ってことで。
逗子市役所隣の亀岡八幡宮境内に集まってね!

話は変わりますが、途中から通信添削講座になってしまった「あなたもエッセイスト」の受講生作品に、閉じ開き(漢字・仮名)の不統一が散見されました。
最も多かったのは「時・とき」の混在です。「頃・ころ」「事・こと」「私・わたし」など、よく使う普通の単語に表記の揺れが起こりやすく、だからこそ見落としやすいんです。
どうしてもやってしまいますよね~、閉じ開き不統一。それもこれも日本語の文字に漢字と仮名があるせいです。
私は「事」は開いて「時」は閉じるなどと最初に決め、メモしておいてから書き出すようにしています。校閲時にも、不統一が起こりやすい文字を手元のメモに書きとめながら読み進めてチェックしています。
日本語による詩集でH氏賞をとった中国の詩人、田原さんのこんな文章があります。
日本語はとてもロマンチックだ。僕は、やわらかな感性を仮名文字で、抽象的なことは漢字で表現しながら詩を書いている。日本語はあいまいなところもあるが、これは決してマイナスではない。日本語は多様性や多義性を表現するのにふさわしい言葉だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする