共通テーマ「放つ」でAが書いた詩を投稿します。
虚偽の消息
終わり続ける世界に
放たれていく妄言を
聞き流せ
遺されていく偽書を
読み飛ばせ
百まで生きる前提で存在を消す
とくに
どうでもいい奴らの前から
相対性はもはや屑概念
自分のことを矮小化して
はばからぬ へこたれぬ
自分の消息が
そのうちわからなくなる前に
たとえば明日 死ねるか
はばからず へこたれず
すぐにでも死ぬ前提で
気の利いた逸話は遺さない決意で
生きそこなって
死にぞこなって
愉しい呪いの世界を
ずっと未完で
最期まで不全で
ぞんざいに生き流せ
虚偽の消息
終わり続ける世界に
放たれていく妄言を
聞き流せ
遺されていく偽書を
読み飛ばせ
百まで生きる前提で存在を消す
とくに
どうでもいい奴らの前から
相対性はもはや屑概念
自分のことを矮小化して
はばからぬ へこたれぬ
自分の消息が
そのうちわからなくなる前に
たとえば明日 死ねるか
はばからず へこたれず
すぐにでも死ぬ前提で
気の利いた逸話は遺さない決意で
生きそこなって
死にぞこなって
愉しい呪いの世界を
ずっと未完で
最期まで不全で
ぞんざいに生き流せ