湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

プレバト!!運動会俳句

2018-10-18 21:11:09 | 文学
今日のプレバト俳句の兼題は運動会でした。

ワンランク昇格を果たし特待生1級になった三遊亭円楽さんの句は 段雷に靴紐きつく秋の朝 
評価のポイントは助詞「に」の是非。そうそう、助詞はたった1字でも選び方ひとつで俳句の出来が大きく変わってしまう重要ポイントなんですよね。上五の最後に助詞「に」を付けると散文的・説明的になるから要注意という俳句の教えがあるそうで。
しかしこの句の場合は「段雷をきっかけとして」という意味を担って次の動作の向かう先を示していて、効果的な使い方になっているのです。
下五に持ってきた季語「秋の朝」が上五の段雷、つまり青空に浮かぶ白い煙に、映像としてループしていく点もバッチリ!ということでした。ちなみに段雷とは行事を行う合図に何度か続けて打ち上げる音花火のことだそうです。
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