古畑任三郎が、終わってしまった。母が田村正和ファンということもあり(NHKの食堂で相席になったことがあるらしい)、シリーズ第1作から見続けている。
ヒッチコック映画を連想させるオープニング、『刑事コロンボ』を彷彿とさせるスタイル。古畑任三郎は、そんなサスペンス・ドラマの形を取りながら、喜劇を織り交ぜ、会話劇の真骨頂でもある希有なドラマで、小学生ながら魅了された。
だから、トリックの細かいことはゴチャゴチャ言わない。そういうのは西村京太郎に任せておけばいいわけで。豪華なキャスト演ずる犯人と、田村正和演ずる古畑のセリフのやりとりが楽しいのだ。
今回の3作に共通するのは、古畑に葛藤を持たせたこと。1話目の「今、甦る死」では、無邪気な音弥が殺人に利用され「自殺」させられたこと。2話目の「フェアな殺人者」では、イチローが子どもたちのヒーローであることを目の当たりにした。3話目の「ラスト・ダンス」では、嫉妬の果てに殺害した妹に変装してまで自分を変えようとした想い。ここら辺がちょっと今までとは違った趣向だったように思う。特に、松嶋菜々子が犯人だった第3話の最後の、「ラストダンスは私に」が流れ、抱き合いステップの無い「ダンス」。不器用な二人が通じ合った瞬間のような気がした。
『古畑任三郎 FINAL』なんて銘打ってるけど、続編を期待している。『帰ってきた古畑任三郎』なんてね。「帰ってきた」って言う言葉の滑稽さと古畑のキャラクターがとっても似合ってると思うんだけど。彼が帰ってくるその日まで、私はマネし続けるだろう。「んふー、お察ししますぅ」。
明日は、三谷幸喜監督作品『THE有頂天ホテル』観てきます。
ヒッチコック映画を連想させるオープニング、『刑事コロンボ』を彷彿とさせるスタイル。古畑任三郎は、そんなサスペンス・ドラマの形を取りながら、喜劇を織り交ぜ、会話劇の真骨頂でもある希有なドラマで、小学生ながら魅了された。
だから、トリックの細かいことはゴチャゴチャ言わない。そういうのは西村京太郎に任せておけばいいわけで。豪華なキャスト演ずる犯人と、田村正和演ずる古畑のセリフのやりとりが楽しいのだ。
今回の3作に共通するのは、古畑に葛藤を持たせたこと。1話目の「今、甦る死」では、無邪気な音弥が殺人に利用され「自殺」させられたこと。2話目の「フェアな殺人者」では、イチローが子どもたちのヒーローであることを目の当たりにした。3話目の「ラスト・ダンス」では、嫉妬の果てに殺害した妹に変装してまで自分を変えようとした想い。ここら辺がちょっと今までとは違った趣向だったように思う。特に、松嶋菜々子が犯人だった第3話の最後の、「ラストダンスは私に」が流れ、抱き合いステップの無い「ダンス」。不器用な二人が通じ合った瞬間のような気がした。
『古畑任三郎 FINAL』なんて銘打ってるけど、続編を期待している。『帰ってきた古畑任三郎』なんてね。「帰ってきた」って言う言葉の滑稽さと古畑のキャラクターがとっても似合ってると思うんだけど。彼が帰ってくるその日まで、私はマネし続けるだろう。「んふー、お察ししますぅ」。
明日は、三谷幸喜監督作品『THE有頂天ホテル』観てきます。
それでも名作であることには変わりません。
あっぱれ!!
にしても、「帰ってきた」は、プロデューサーが提案したところ、田村正和はニコリともしなかったらしいですよ。前々回のR25に出ていた^^
恒例のように言ってるらしいから、大丈夫
東芝日曜劇場枠の父親役なんて、面白くもなんともないもの。
絶対、そんなのより古畑の方がいい。