ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

8月の終わりに

2005-08-31 19:01:30 | 日々
なんにも買ったことはないけど、季節ごとに届く、通販生活はよく読んでいる。メディカル枕は13000円もするけど、欲しい。けど、いつも買わない。そんな通販生活の封筒を開けると、薄い冊子が入っていた。『憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言』。岩波ブックレットで、薄いながらも本来なら500円で売っている。

18人の著名人が、憲法への想いを書いている。護憲と一括りにされがちだけれど、じつにいろんな考えがある。兵器を持つメリットとデメリット、持たないメリットとデメリット。それに対しての理解の違いが、改憲と護憲を分けるのだろう。例えば、「核は持たない」ということを憲法に入れる「逆」改憲なんてアイディアは、出てこないのだろうか。本当に守りになってしまうのではなく、もっとアグレッシブになればいいのに、護憲側は。

昔、「トリスを飲んでハワイに行こう」というサントリーウィスキーのキャッチコピーがあった。「トリスを飲んで」=安くて簡単なことで、「ハワイに行こう」=夢のようなこと、というギャップが名コピーと言われる理由だろう。この本のタイトルの「憲法を変えて戦争へ行こう」というのはこのパロディだけど、あまりに憲法が軽んじられてる現状への皮肉。憲法判断を裁判所が避けてるような状態じゃ、憲法を変えても、また時の政権のいいように解釈されてしまうような気がする。

最近、ホワイトバンドしている人がたくさんいるけど、貧困に対して、紛争に対して、どんなことをすればいいのか、考えて欲しいし、語って欲しい。

戦後60年の8月の終わりに、そんなことを思った。


憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言

岩波書店

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敢えて

2005-08-30 23:46:33 | 日々
オリエンタルラジオって、面白いか?
あまりにも多くの周りの人たちが評価してるし、昨日も一緒に話していた高校生が、面白いと言い出す始末で、なんだか無性に反論したくなってきた。

武勇伝、武勇伝とラップのリズムに乗ってネタを言ってくけど、まず何を言っているのか、下のテロップを見ないと分からない。ラジオだったらアウト。若者しか聞き取れず、おじちゃんおばあちゃんもアウト。意味も分からないだろうし。他の、あるあるネタや一言ネタ芸人もまたそうだけど。「エンタの神様」の末期症状か。

ネタ自体も平凡な意外性のない物だし。しかも型に当てはめればいくらでも続けられる。つまりネタを作った時点で終わってしまっている(陣内智則も然り)。だからこういう芸人は、飽きられるのも早い。ネタを舞台に掛けるたびに、言い回しや間を考え、完成させていこうとする芸とは、根本が違うと思う。

あー、またこうやって敵をつくるんだろうな、自分。他の芸人評もしたいけど、これで。


あと、思い出したけど「NANAコラボハローキティ」は、やりすぎ。

『宇宙戦争』

2005-08-28 12:25:44 | 映画
スピルバーグ最新作。でもわざわざ『SWEP3』とぶつける必要もなかろうに。同じ東宝洋画系だし。

離婚した妻から子どもたちを預かったレイは、奇妙な稲光を目撃し、様々な異常が起きていることに気づき、町から脱出しようとする。息子・ロビー役のジャスティン・チャットウィンと娘・レイチェル役のダコタ・ファニングの2人は共に、スピルバーグ製作のドラマ『TAKEN』に出演している。これも宇宙人を描いた作品。DVDボックス持ってるけど、まだ全部見きれてない。

最高の映像技術を使い、鏡やビデオカメラの画面を利用したり、「恐怖」の見せ方を心得ている。音響も、本当に揺れるような地響きからガラスが割れるときの細かい破片の音まで、しっかり聞こえる。音楽は『スターウォーズ』のジョン・ウィリアムス。この三者と、レイ個人の目線から見た物語の描き方によって、吸い込まれるような恐ろしさがあった。

でも、もう一つのテーマ「家族愛」はどーなのよ。「恐怖」に追い込まれれば、家族はまた一つになれるみたいな感じでは、あまりにも話を単純にしすぎている。ダコタの恐れの演技はすごいけれども、それだけじゃ足りないよ。あんなに反発してたイマドキティーンエイジャーのロビーが、「この目で結末を見届けたいんだ」なんて言い出すだろうか。もうちょっと丁寧に描いてほしかった。

それに、パニック映画としては、最高に近い出来なのにもかかわらず、なんだか白けてしまう感じがあった。それは、もう我々が、9.11をテレビを通じて「体験」してしまったからだろうか。5年前なら、この映画を観て、自分たちの安全を確認してたのだろうけど、この数年間で状況が一変したことが心理的にも作用しているのかも。

『容疑者 室井慎次』

2005-08-25 18:59:11 | 映画
『踊る大捜査線』スピンオフの第2弾。室井が指揮を執っていた殺人事件の被疑者が、突然逃亡し、トラックにはねられ死亡。室井は被疑者の母から告訴され逮捕される。

柳葉敏郎ことギバちゃんは(え、逆?)、寡黙に耐えながら、事実を追い求めようとする室井管理官をよく演じていた。頑張ったよ。でもね、タイトルや予告編からして、いつもの『踊る』と違う感じを醸し出していたのだから、もう少し脱却できなかったかなって思う。確かに、前作までとテイストというか雰囲気は違う。しかし「警察と弁護士」だとか「キャリアとノンキャリ」とか「権力と正義」「法と情」みたいな、分かり易すぎる単純な構図の色分けの中で葛藤するみたいな形は、そのまま継承している。それは登場人物にも言えるし、警察署のセットと灰島の法律事務所の造りの違いなどにも見て取れる。その灰島は八嶋智人が演じてるんだけど、キャラ強すぎ。テンション落として不気味な感じに仕立てれば良かったのになあ。

オチというか、事件の真実も軽いもので、残念。踊るファンには物足りなく、他の人には安易な感じのする映画になってしまった。『交渉人~』とのストーリー上の絡みがあるのかと思ってたら、結局、無かったし。君塚さん、監督もやるのもいいけど、脚本をもう少し力入れて。そんな中、ストーリーに深くは関わらないけれども、田中麗奈扮する弁護士事務所の所長役の柄本明は機微ある演技で、少し救われた。

そういえば、スリーアミーゴスが登場する場面で「和久さんも心配してますよ」と室井に言うんだけれど、わざわざ、もう2度と出てこない和久さんに触れておいて、先送りかいって思った。

『ヒトラー ~最期の12日間~』

2005-08-23 21:40:02 | 映画
新宿武蔵野館にて。公開から1ヶ月半ぐらい経つのに、場内満員。大学の授業でヒトラーユーゲントについてやっていたので、是非とも観たい作品だった。

物語は、1942年、ヒトラーがユンゲを秘書として採用するところから始まる。そして2年半後、ソ連軍に追いつめられたヒトラーや高官は、ベルリンの首相官邸地下の要塞に逃げ込む。劇中、全盛期の演説シーンなど、いわゆるステレオタイプの「ヒトラー」は出てこない。いるのは、すっかり老け込みヒステリーを起こす総統だ。あまりに事が大きくなりすぎて、もうどうにもできずに、苦悩する。どんな強気に叫んでいても、常に震えている左手が、彼の不安を示している。

誰もやりたがらない「悪役」を人間として演じたブルーノ・ガンツは偉い。子どもたちの歌声に微笑み、女性にはとても丁寧で紳士的なヒトラーの側面が、絶対悪の存在を否定している。バッシングはあろうとも、監督の勇気に拍手したい。絶対悪を認めてしまえば、ヒトラーのユダヤ人に対しての理論と同じになってしまう、ということを訴えたいのだろう。

しかし、地上では、阿鼻叫喚の戦闘が繰り広げられているのに、地下では奇妙な静寂があり、かと思えば、飲めや歌えやの大騒ぎ。同じ場所なのに、この状況の落差に窮鼠の狂気を感じてしまう。

ヒトラーの自死は、分かっている結果だったから、それほど動じなかったかれど、その後、首相に就任したゲッベルスの妻が、子どもたち一人ひとりに毒薬を飲ませるシーンは衝撃だった。息を引き取ったのを確認するとシーツを引き上げ顔を隠そうとするのだが、子どものたちの素足が映り、非情さと切なさが胸を打つ。

憔悴したヒトラーがこう言う。「国民に同情はしない。あいつらが選んだのだから。」選挙の近い時期に、身につまされるセリフだった。

時事崩談

2005-08-22 22:36:15 | 世間
▽『24』トリロジーボックスを買った。シーズン1と2はもう見たけど。9月末にシーズン3がフジテレビで放映されるけど。ついでに、『サードウォッチ』のシーズン1も一緒に買った。先のシーズンがいつまで経っても発売されてないけど。観たいDVDがたまってて、いつになるかわかんないけど。安かったからめげない。

▽堀江の売名行為はどうにかならないかね。亀井と画面に2人ならぶと、もう食傷気味。「小泉さんは自民党の中で政権交代したんですよ」って、歴代の総裁の疑似政権交代で自民党は生き延びてきたんだろ。今頃何を言い出すのか。

▽「刺客」って「しかく」って言う人と「しきゃく」っていう人がいるけど、正しくはどっちなの?ちなみにぴろしは「しかく」派です。噛まないように。

▽二大政党に埋もれてる社民党は、辻元より、インリンを早急に帰化させ、護憲のエロテロリストとして擁立せよ。っていう社説を東スポかナイスポに載せてみたい。

▽「国民新党」「新党大地」「新党日本」と、新党ブーム再びな感じなので、いっそのこと「新党」っていう新党をつくっちゃえば?「とりあえずビール」っていうビールを売れば儲かるって所さんが言ってた方式で、比例がっぽり。

▽MXテレビで働いている友人が言ってたけど、この局は、選挙速報に欠かせないL字表示の機械を持ってなくて、借りてくるらしい。へぇ。

▽『女王の教室』のオチ予想。 真矢の裏にPTA(次回予告を見る限りこれ)/天変地異が起きて一致団結、和解/再び再教育センター行き/泉谷がキレる/真矢死す/やっぱり夢オチ
さあ、どれか当たるかな?

続・伊集院がうちに来た!

2005-08-16 11:12:54 | 日々
昨日ってか今日未明の放送を聞きました。

プレゼントがスポニチだったとは!

もしこれが、iPodシャッフルだったりしたら、さらにブルーになってたことを考えれば、うれしいやら、かなしいやら、ホメイニ氏やら(懐かしの)。いわゆるカスプレゼントだから、伊集院的にも「不在」というオチで満足されたのだろう。それにしても、ダッチワイフのさやかちゃんが当たらなくて本当によかったよ。

最初、「聞けば 六輔・寂聴流血デスマッチ TBSラジオ」と考えたんだけれど、みんなこういうのは書いてくるだろうと思い、「聞けば ポリス沙汰 TBSラジオ」を思いついた。でも、これも伊集院語録だから、かぶるだろうと予測し却下。結局、シンプルに「聞けば 手が後ろに回る TBSラジオ」に決めた。それが600通中の6通に選ばれるなんて…。

1時40分ごろ、配達の様子が放送されると、立て続けに3人からケータイにメールが来た。あそこまで住所言われて本名流されたら、さらし首だってば(しかも名前の読み間違ってたし)。ラジオネーム書いておいたのに。(-_-; 2ちゃんにも転載されたし。

弟は、あの前日、関根勤のカンコンキンシアターで生タモリを目撃、連日の芸能人との出会いや、「ラジオデビュー」に小躍りしていたが、いま、私の手元にある脳漿のついた鉄パイプに対しては一切記憶はない。(一部フィクションでお送りしました)


伊集院光選曲 おバ歌謡
オムニバス, 神谷勝也, ドン神谷, 白木みのる, ローレン中野, 和田弘, マヒナスターズ, 尾藤イサオ, 由美かおる, GAL
東芝EMI

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『チーム★アメリカ/ワールドポリス』

2005-08-15 23:35:12 | 映画
11日の木曜日にシネアミューズで鑑賞。

『サウスパーク』のトレイ・パーカーとマット・ストーンの最新作。しかも人形劇。サンダーバードを彷彿とさせつつも、人形たちに表情があって、パリやタイムズスクウェアやセットもリアル。それをエログロナンセンスに破壊し尽くす。笑っていた顔がだんだん引きつってくる。

世界平和を守るために結成されたチーム・アメリカは、各国にテロリスト対峙に出かけ、行く先々で全てをぶっ壊して帰って行く。トレイ&パーカーの標的は、テロリストや、北の将軍様だけではなく、マイケル・ムーアやジョージクルーニー、ショーン・ペン、スーザン・サランドンなど映画界へも及ぶ。首をポッキリ折られたり、腹をえぐられたり、皆、グロテスクで壮絶な最期を遂げる。普通、怒るわなぁ。マッド・デーモンは「まっどでーもん」しかしゃべらないオマヌケ。『ザ・ホワイトハウス』の大統領、マーティン・シーンも登場(反戦活動家としても有名)。一人興奮。日本からはアキヒトさん夫妻もご出演。全く似てないけど。右派左派、両方を茶化すことで、混沌とした世界を表しているのか。違うな、単に笑い飛ばしたいだけだろうな。

また、この映画はミュージカル映画とも銘打ってるから、挿入歌もオバカでウケる。『パールハーバー』に対抗意識を燃やしているのはなんでだろう?

こんな映画の感想を終戦の日に書くのも何ですが。絶対に真剣に見ちゃダメ。それにしても、操り人形たちのベッドシーンがこれほど笑いを誘うとは。


サウスパーク 無修正映画版

ワーナー・ホーム・ビデオ

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↑これはこれで面白い。

東京湾大華火祭

2005-08-14 21:35:22 | 日々
バイト上がり後、勝どき駅へ向かう。地上への出口は大混雑。ここでテロが起きたら、と悪い方向へ考えてしまう。

会場へ続く道を歩いていたところで、冷たい物が顔に当たった。雨だ。最悪の展開。傘も持ってないし、朝から仲間が場所取りをしていてくれたのに。どんどん強くなってく。会場に着いたときには、みんなずぶ濡れ。

しかし、開始20分前になって雨は止んだ。水浸しのシートに腰を下ろし、空を見上げる。身体に響くドンという音と共に、花火が開いた。花火を近くで見ると、花火が球体であることがよく分かる。当たり前のことだけど。

写真を撮っていたら、「花火は一瞬で消えるもの。写真を撮るのは野暮」と言われた。正論だけど、自分のistDsに留めておきたかっから、夢中に撮った。

帰り道、月島まで歩いたけど、もんじゃ焼き屋は大混雑で食べることが出来なかった。唯一の心残り。

伊集院がうちに来た!

2005-08-12 11:06:50 | 日々
正確に言うと「らしい」。
「伊集院光深夜の馬鹿力」で、スペシャルウィークの「リスナー大感謝お中元プレゼント」という企画。iPodやら何やら当たると伊集院は言っていた。

《○の中に入る文字は?「聞けば ○○○○○ TBSラジオ」》

このクイズに自信満々に「聞けば 手が後ろに回る TBSラジオ」と記入し、応募した。まさか、来るはずもないだろうと高をくくっていた。それが全ての過ちだったのだ!

12日午前10時、ちょっと外へ出かけた。家からほんの30メートル先だ。その数分後悪夢の電話が来た。「伊集院が来たよ。」家にいた弟からだった。一瞬、頭の中が真っ白になる。我を取り戻したときには、道に飛び出して、黒豚宅急便のチャリドライバー・痴豚伊集院を捜していた。しかし、あの巨体はもうどこにもいない。カムバック汗ダルマ!叫んでももう彼には聞こえない。

弟に「アタックチャンス」というキーワードを伝え損ねた自分の不徳の致すところ。チャンスの女神は前髪しかないとは、よく言ったもので。携帯電話番号を記入しておいたから、直前に電話が来るものだと思いこんでた。最近、いろんなことでミスが続いてて、疲れてたところに、このショック。もう、内弁慶になるしかない。

あー、クロネコやゆうパックみたく再配達してくれないかなぁ。


D.T.

メディアファクトリー

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