22、ゾロ目。そしてロンドンへ。

どうも、今日から22歳です。御生誕22周年記念日。祝え。^_^;

それはそうと、明日からイギリスはロンドンに旅立ちます。『シカゴ』観て、パブに入り浸って、グリニッジ天文台見てしょぼさにがっかりしたり…。期待に夢膨らませております。

齋藤史の歌に、

　おいとまをいただきますと戸をしめて出てゆくやうにゆかぬなり生は

というのがあります。それほどのことじゃないけど、10日間ほど「日常生活」のお暇を頂きます。テロに遭ったりしたら、このブログや卒アルがテレビなんかにご開帳されちゃうだろうから、なんとしてでも生きて帰ってきます。

『クラッシュ』

《負の『ラブ・アクチュアリー』》と言うか、《笑えない『THE有頂天ホテル』》と言うか。『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家ポール・ハギスの監督デビュー作。

ロサンゼルスに生きる人々の36時間。彼らは何かしら苛立っていて、他人と「衝突」する。そして、一人ひとりから派生した負の連鎖が、広がっていく。疑念と恐れが渦巻く中で、ああ、なんて傲慢な人たちなのって思うのだけど、それぞれに悩みを抱え、優しい面も映し出していく。特に銃弾に当たらない「透明マント」のエピソードと、自動車事故の救出劇シーンは、まるでおとぎ話だけれど、シリアスなドラマの中で、幾筋かの希望を残してくれていて、お涙必死。『ER』でパーキンソン病の医学生ネイサン役だったドン・チードルがロス市警の刑事として、半歩離れたところから「衝突」を見つめる。彼の憂いを持つ視線がイイ。この映画のプロデューサーもやってるんだって。

「人種のるつぼ」アメリカのミクロな部分を描きながらも、これは現実の世界情勢の縮図のようにも感じる。レッテルを貼ったり、思いこんだりすることが、どれだけつまらないことか。お互いを知らないことが疑念と恐れ、そして暴力に繋がっていくのではないか、と。「奇跡」と「衝突」が同居するラストシーンは感慨深い。

ストーリーがとっても素晴らしい。アカデミー賞の作品賞と監督賞は『ミュンヘン』と『ブロークバック・マウンテン』が分け合うだろうから、脚本賞は獲ってもらいたいな。

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『僕が9歳だったころ』

いわゆる韓流とは、違うテイストの韓国映画。四天王云々言ってるのは好きじゃないし。

1970年代の韓国・慶尚道の村が舞台。極彩色の如くノスタルジーをを描いた『Always 三丁目の夕日』に比べると、もっと素朴な感じ。

ヨミンの小学校にソウルからウリムという女の子が転入してくる。「アメリカ育ち」ということが話題になり、女子グループは二分し、ヨミンはウリムに心ひかれていく。ただ、ウリムは、秘密を隠し続けプライドを保とうとし、ヨミンは、彼女の鼻につく性格に偏見を持ち続ける。　あれ？これって、子ども版『プライドと偏見』？

教育学を学ぶ者としては、学校のつくりが日本と似ていることに目がいった。ランドセルらしきものも背負ってるし。ウサギ小屋とかも。植民地時代の名残かしら。

ウリムと敵対するおかっぱの女の子が、いい味出してる。ジェラシーたっぷりにいじらしい彼女に感情移入してしまった。

ライフ、映画、ですか。

これを回してきたSよ、酷だよ。後者が。


LIFEバトン

１.家に帰ってまず何をする??

最近、きちんと、うがい手洗いをするようになって、今冬は一度も風邪をひいておりません。


２.ふだん家ではどんな格好??

外に出かけるのと同じ服装。あと、フリース羽織るくらい。


３.部屋はどんな感じ??

収納がほとんど無いから、本も雑誌もプリントもケーブルも何もかも、ごっちゃ。


４.その部屋はあなたの理想にかなってる??

いんや。まず、本棚が欲しい。


５.朝型人間??夜型人間??

最近寝るのが午前2時過ぎ。夜型かね。


６.好きな音楽は??

特に傾向はないと思う。好きな歌手がいるというより、曲で。
最近、iPod買ったけど、専ら聞いてるのは、「伊集院光・深夜の馬鹿力」の録音です。


７.好きな本は??

浅田次郎、宮部みゆき、あたりが好き。


８.好きなマンガは??
　
『ブラック・ジャック』手塚マンガの金字塔。
今は、ほとんどマンガを読まないので。最近の動向はよく知らぬ。


９.好きな映画は??

最近だと、『ラブ・アクチュアリー』。ハッピーな気分になれる。『シカゴ』も好き。イギリスで本家・ミュージカル版を観てきます。


１０.好きなゲームは??
　　　
ボードゲーム好きだけど、最近やらないなぁ。


１１.好きな服装は??

タキシード。憧れ。一度は着てみたい。

　
１２.好きな食べ物は??
　
久米宏に「最後の晩餐」を尋ねられたら、カツカレーと言おうと思っております。満足して死にたい。


１３.好きな飲み物は??

焼酎でも、ビールでも、ポン酒でも、ウィスキーでも、ワインでも…


１４.好きな動物は??

ネコ。飼ってるし。ただ、愛嬌は全くない。


１５.好きな場所は??

来週行く、ロンドンに期待します。


１６.好きな言葉は??

前も書いたけど「中庸」。自己紹介でそう言ったら、爆笑された。


１７.苦手なものは何??

体育会系のノリ。


１８.これだけは人に負けないものは何??

思いついたことをそのまま口にする、思考フィルターの無さ。


１９．バトンをまわす人5人
　
省略。


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お題『映画』
Q1．PCまたは本棚に入ってる『映画』

パソコンの中に入ってるって、なかなかイリーガルな感じなので、ノーコメント。
本棚、持ってません。持ってる本の中では、映画の原作『ライフ・イズ・ビューティフル』『アイアム・サム』『ニクソン』『理由』『博士の愛した数式』とか。最近買ったのは、新書の『映画は予告編が面白い』。


Q2．今妄想してる『映画』

往復の飛行機の中で、何見られるかなーって。
誇大妄想だと、東京駅を舞台にした群像劇を撮ってみたい。あと、伊丹十三の「女シリーズ」を復活させたい。向田作品もいいなぁ。

　
Q3．最初に出会った『映画』

『大長編ドラえもん・のび太の日本誕生』？『となりのトトロ』？

　
Q4．特別な思い入れのある『映画』

実は『ALWAYS 三丁目の夕日』だったりして。映画内容ではなく。後はナイショ。


Q5．回す人5人…「お題」はこちらで指定します。これに答えてくださいね！！

ヤダ。亜希子。（ムリにでも押してみる）

『ミュンヘン』

ズドーンとやられた。スピルバーグに。

1972年のミュンヘンオリンピック。選手村に潜入したパレスチナゲリラに、イスラエル選手団11人が殺害された。イスラエル政府は、秘密裏に事件の首謀者を暗殺を決め、秘密機関モサドのアヴナーに命ずる。

スピルバーグって、ホントに「見せ方」を心得てる。最初の選手村立て籠もりのシーンでは、実際のテレビ映像を多用して、中と外、それから外の外（海外）の様子や交錯する思いを結ぶ。、暗殺の場面は、ステディカムの使い方や、パン、ショット、画面の切り取り方、演技の間とか、パーフェクト。スリルと緊張感を存分に味わえる。

ただ、それを娯楽で終わらせるのではなくて、メッセージ性の高さからしても『宇宙戦争』とは違う。序盤の暗殺の、殺される恐怖と殺す恐怖の絡み合いから、後半の自分や家族も殺されるのではないかという疑念までの流れは、国家の報復を個人に託した無惨さを感じた。首謀者たちの人間味に触れ、苦悩する姿もまた辛い。

食事シーンがたくさんあるのが話題になってるけど、生き物の命を殺して我が身の生にしていくことと、暗殺を行うことによって自分を存在させることのできるアヴナーたちの運命を重ねているように思った。

ER9-17「虚偽」THE ADVOCATE

病院の予算を増額してくれた市議会議員の医療記録を誤魔化したウィーバー。彼の病気は梅毒で、事務所のスタッフの青年と関係を持っていた。うわーっていう展開で、しかも、その青年が観戦してしまったらしく、治療のためにERに現れる。ウィーバーは、ペニシリンアレルギーがあることを知らずに注射してしまい、昏睡状態になってしまう。

緊急事態になりながらも、議員との秘密は守らねばならないと頭がいっぱいで、挙動不審なウィーバー。結局、死亡してしまう。虚偽と信念との間で押しつぶされそうになる姿を見事にローラ・イネスは演じてる。手術を部屋の外から見守るシーンもガラス窓の使い方とか上手いねぇ。そんな状況の中で、診療部長就任だもの。何のために医者をやっているのか－。

同じ疑問を、ルカが独白している。悩みや悲しみを忘れるために、仕事に没頭する。毎日がただ流れていく感じ。自分も似たことを思うことがあるけど、彼は医者。プレッシャーが違いすぎる。

この独白の最後の部分の「オチ」がことの深刻さを物語っている。

夢・感動・ファンタジー MyDream トリノオリンピック！

Denizさんからのバトンの前にいくつか。

■山田孝之に隠し子がいたっていうニュースが流れたけど、その相手が「金八先生」の加藤バーバラだったとは！山田の軽率さ以上に驚いた。

■メダルが取れない云々は別として、トリノ入りした安藤美姫は、深浦加奈子にしか見えない（TBS『スイートホーム』段田安則の奥さん役の人ね。古過ぎか？）。

■オリンピック中継で『ER』は3週連続休みなのに、『チャングム』は1週だけ。NHKに於いては未だに韓流が主流のよう。

■団体スケート「パシュート」の日本語競技名、「追い抜き」って…。

■今井メロのあのラップを、今、テレビで流す刑。どう？


問１
あなたはにぎやかな人、それともおとなしい人？
どちらかを選び、理由を書いて。

→おねむの時間じゃなければ、だいたいにぎやかさんです。タイム・プレイス・オケージョンを考えてますよ。たぶん。


問２
あなたの性格に相応しい単語を４つあげて。

→おおらか、お気楽、お人好し、おおざっぱ。
　（O型なもので…）


問３
好きな友達のタイプを書いてください。

→聞き上手な人。自分もそうでありたい。


問４
嫌いな友達のタイプは？

→「嫌いな」友達って存在するの？嫌いな人は、タカビーな人（この表現も古いのか）。


問５
立ち直りは早い方ですか？

→早いと思う。考えることが2周目のループに入った瞬間に、考えるのを止めます。じゃないと、負の連鎖が生まれます。（エセスピチュアリスト・ピロシ）


問６
恋人にしたいタイプは？

→ワガママは言いません、勝つまでは。（何に？）


問７
恋人と親友のどちらを選ぶか答えよ。

→両方いないもん。


問８
バトンを回す人を４名あげて。

→いつも5人なのに、なんで4人？腑に落ちないので、ヤダ。亜希子。

『ジャーヘッド』

渋東シネタワーにて。日劇1系なのに2週で終了決定とは…。

海兵隊に入隊し、湾岸戦争に行ったスオフォード。超体育会系な扱いにはウンザリしながらも、狙撃兵として「敵」をぶっ放すことを期待している。出撃まで砂漠のベースキャンプで待ち続けるしかない訳なんだけど、やることと言ったら、「マスをかく」ことしか、ないらしい。悶々とした日々を送る。蛇の生殺しってやつ？

数十日後ついに進軍。味方の誤爆や、自分が殺したわけでもない「敵」の死体、油まみれを乗り越えて、ついに念願の瞬間が…！

湾岸戦争。小学生になるかならないかの頃、テレビに映し出される暗視カメラの緑色の映像が記憶に残ってる。ある意味では「テレビゲーム」のような可視化された戦争だったのかもしれないけれど、戦場の兵士にとっては、敵さえ見えず、殺したのかも分からない、不透明な戦争だったのかもしれない。一市民だった兵士は、混乱して錯綜して、使い捨てされ…。アメリカにとっての戦争は、虚しさばかり残る自慰行為のように感じてしまった。

どこかで見たことある顔が、と思ったら、『24』パーマー大統領だった。こんなところで奇遇ですな。

『プライドと偏見』

シネフロントにて。

18世紀のイギリス。いかに良い結婚をするかが、女性の幸せと最大の関心だった時代のお話し。小難しいのかなって思っていたら、そんなことは全くなくて、ウイットに富んだ会話と美しい田園風景にすぅーっと引き込まれていく。

舞踏会のシーンが面白い。調度品や衣装の凝り方はなかなかだし、長回しで5人姉妹や男性陣の悲喜こもごもを収めるあたりも、心憎い。

ダーシー卿のプライド、エリザベスの偏見、これが二人の関係を邪魔しているって言うことなんだろうけれど、実はお互いプライドも偏見も両方持ち合わせているように見える。だけど、その「プライドと偏見」を軽く超えてしまうような、陰険ババア・キャサリン夫人の存在によって、皮肉的にも引き寄せられるわけで。自分の嫌いな人物が、逆に、自分の欠点を意識させてくれる。他人のふり見て我がふり直せ的な。キャサリン夫人の中には、杉村春子が入ってるとしか思えない。

キャサリン役のキーラ・ナイトレイは、オスカー候補に。弱冠二十歳。『ラブ・アクチュアリー』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』より一歩踏み込んだ演技だった。表情が良い。お父さん役は、ドナルド・サザーランド。『24』ジャック・バウアー役のキーファ・サザーランドの親父さんね。よく似ていらっしゃる。

この映画観てたら、今度のイギリス旅行がより楽しみになってきた。

iPod WARS ～ジョブスの復讐～

買っちゃったよ、iPod。初めてのアップル製品。カラーは黒だけに、見事にダークサイドに堕ちた感。Rioのプレイヤーが壊れたから致し方ないんだけど。

箱開けたら、「Don't steal music. 音楽を盗用しないで下さい。」の文字。最初にいう言葉か？説明書もシンプルすぎ。

というわけで、今日はiPodでいろいろ遊んでた。写真が転送できるけどさ、変換に時間掛かりすぎ。全画像1万3000枚転送するのに何時間掛かるんだか。あと、ポッドキャストってスゴイね。まだ、番組数少ないけどラジオも聴ける、ニュースも観られちゃう。素直に感激。ま、ケータイが進化したら廃れるんだろうけど。電池の持ちを良くして欲しいね。動画だと2時間しか持たないみたいだし。

あの評判悪いリモコンが付属してなかった。買うべき？デジカメ接続して画像吸い取るアクセサリーも買わないと。本体の他にも金の掛かる、愛人のようなデジモノだな。