ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『サウスバウンド』舞台挨拶 ソン・ガンホ化するトヨエツ

2007-10-07 00:16:25 | 映画
サウスバウンド初日、新宿ガーデンシネマに舞台挨拶を観に行きました。なぜか料金が2000円なのは腹立たしかったけど。

11時、舞台挨拶が始まる。司会は毎度おなじみ襟川クロ。年齢不詳さ加減は最高潮に達しております。彼女の呼びかけで、キャスト4人が入場してきた。トヨエツの肌、黒!体格のゴツい感じが、横にいる天海祐希の細さに対比されて際だつ。フツーの感想を述べつつ、進行していったがスペシャルゲストが登場。

主題歌を歌っている、中島美嘉嬢。

おおー!ファンでも何でもないが、去年、一昨年とタジー女優賞を一方的に贈ったので、ある意味念願の対面。 ライトを浴びる彼女のライン、細ッ!拒食症か!ってぐらい。天海祐希よりもっと。彼女もまたフツーのコメントだったが、最後、森田芳光監督が「今日は平和で温かな舞台挨拶でホッとしています」とコメント。念頭に何かありますかとの問いに、うなずく。ちなみに監督は、『間宮兄弟』の時にエリカ様をヒロインとして使っております。なんだかこちらまで苦笑。


前置きが長くなりましたが、映画本編。がっかりした。何が、って東京編の舞台が原作の中野から、浅草に変わっていたこと。地元が映るのを楽しみにしていたのに。原作では中野ブロードウェイが子どもたちの遊び場になっているシーンが印象的だったのにな。エンドロールに「台東区フィルムコミッション」とあった。もし、中野区にフィルムコミッションが無かったが故に、ロケを断念したのならば中野区役所に抗議したい。

それ以外は、比較的妥当な作り。原作自体が結構ボリュームがあるので、どう書き直すのか、ここら辺がカギだと思ってた。その足りない場面をトヨエツ演じるキャラクター性で上手く補っている。原作よりももっと心の大きな人間に思えた。いきり立ってぶつかるシーンが少ない。物語をスムーズに進めるための作戦なのだろう。元学生活動家という設定だし、物足りないといえば、そうなのだけど。

西表島編は、とにかく沖縄に行きたい!という感想以外無い。「沖縄時間」って言葉があるけど、まさにそれ。いいなあ。あこがれです。トヨエツのたくましさが青空に映える。どうも、豊川悦司はあんまり好きではなかったのだけど、最近、好きになってきた。自分なりに原因を探ったところ、元々好きだった、ソン・ガンホに風体が似てきたことがあるからかも。両者とも、シリアスでは凄みを、コメディでは余裕を感じさせる。ということで、トヨエツ主演の『犯人に告ぐ』、ソン・ガンホ主演の『優雅な世界』も楽しみだ。

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