ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

プチ人間宣言

2004-10-30 01:13:52 | 世間
東京都教育委員として招かれた米長邦雄氏が「日本中の学校で国旗を揚げて、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます。今、頑張っております」と述べたのに対し、「やはり強制になることでないことが好ましいと思います」と天皇陛下が発言。(日テレより)

天皇が国旗国歌について言及したということも興味深いけど、米長邦雄本人は良かれと思って言ったことが、柔道か合気道かのように、受け流された光景がとても面白かった。その後に返した言葉が「もうもちろんそう、本当に素晴らしいお言葉をいただき、ありがとうございました」。答えになってないし、自分の立場と違う言葉。人間、やんごとなきお方の前で予想外の言葉を掛けられると混乱するらしい。
東京都の教育委員会のやり方には、とても腹が立つことが多いが、今回の一件で多少はスタンスがかわるかしらん。

昭和天皇とは意味が全然違うが、これを平成天皇の「プチ人間宣言」と名付けたいと思う。

『僕はラジオ』『ガーフィールド』

2004-10-29 00:56:31 | 映画
『僕はラジオ』
知的障害を持つ青年“ラジオ”とハナ高校アメフト部コーチのジョーンズとの交流を描く。
キューバ・グッディングJrは、知的障害を下手に誇張するようなことなく、感情そのままに表すラジオ演じている。
この映画からは、余裕をもって生きなくちゃってことを受け取った。失敗や絶望があっても、それを受け入れる余裕あれば、次につながると。最初はジョーンズしか、ラジオを気に止めなかった。でも最後には町中がラジオを尊敬するようになっていった。その寛容さが昔のアメリカ良さ象徴しているように思えた。
この物語は実話を基にしていて、エンドロールで、今もハナ高校で名物副コーチとして活躍しているラジオの映像が映し出される。この時、誰も席を立たなかった。

『ガーフィールド』
「CGネコちゃん大行進」とか「102(ワンオーニャン)」とかサブタイトルを付けたい映画。
藤井隆の吹き替え版を観ていて、昔NHKでやっていた「アルフ」思い出した。所さん吹き替えのあの高笑いをもう一度聞きたい。

『20のアイデンティティー』六本木ヒルズは迷路

2004-10-28 01:09:17 | 映画
東京国際映画祭・アジアの風部門の韓国映画『20のアイデンティティー』を観て参りました。

六本木ヒルズは、人間に優しくない。すぐに迷う。行きたいところが見えていても、そこに行く階段が見つからない。サンシャインが容易く見える。

韓国という国は、政府による支援で映画アカデミーというものが設立され、韓国映画飛躍の原動力になった。そのアカデミーの設立20周年ということで、卒業生20人が5分の短編をつくったそうな。5分×20人で100分なはずなのに、実際は160分。ほとんどみんな、制限時間を破ったみたい。
印象に残ったのは、男女のチキンレースを描いた『Race』、居酒屋での靴騒動(タイトル忘れた)、サスペンス風味の『20の質問』、『殺人の追憶』のポンジュノが撮った親子のぶっ飛んだ話『Sink or Rise』。

ティーチインでは『イルマーレ』のイヒョンスン監督が登場。今回の短編撮影についての裏話や自身の空間論を語った。調子に乗ってわたくしめも、尊敬する監督を質問してみた。キューブリックの、説明ではなく印象に残る作品づくりに感銘を受けたそうな。終了後、握手を求めたら、汗で少し湿った大きな手で応えてくれた。彼の短編『20ミリの厚さ』はガラスで隔てた空間で起こる恋人の物語。やはり、空間にこだわりがあるように感じられた。

NHKと私

2004-10-27 00:28:58 | 日々
西武は12年間も日本一を逃していたのね。
ホークス改革社長は単にセクハラで辞めたのね。

以下、NHKに送ったメール。
昨日の放送が、地震のニュースで延期になることは理解できますが、そのことを「美しき日々」だけホームページで知らせるのは変ではないでしょうか?ERだって一緒に書けばいいのでは?
「ザ・ホワイトハウス」のBS2降格にしろ、視聴率のいい方だけに、合わせていればいいだろうという、NHKの考え方によって、どれだけの人が「アンチ韓国ドラマ」になったことでしょうか。きちんとした説明があるのならば、ホームページ上に載せてほしい。


以下、NHKから返信されたメール。
Eメールありがとうございました。
いつもNHK海外ドラマをご覧いただき、
ありがとうございます。
10月23日(土)深夜の「ER8 緊急救命室」は
地震関連ニュースにより、休止させていただきました。
ご了承ください。
なお、23日深夜に放送を予定しておりました
第161話「決して言わないで」は
10月30日(土)深夜【日曜午前】 0:45~1:35に
放送する予定です。
これからもNHKの海外ドラマをよろしくお願いいたします。
NHK海外ドラマ担当


オイオイ、そんなことを訊いてるのではないんだよ、ワトソン君。もう知ってるし、それ。
きちんと旧来からの海外ドラマファンに説明をしろよ、という話です。あまりにもお役所仕事なので、(というよりロボット返答)なので、もう少し駄々をこねようと思っております。

地震とERと私

2004-10-24 22:01:22 | ER緊急救命室
土曜は何かと番組が吹っ飛びやすいらしい。今回の新潟地震で、ER8が延期になった。2週前の台風や、去年のイラク戦争ニュースによる「ザ・ホワイトハウス」最終回延期とか、もっと前の明石花火大会事故なんてのも、確か土曜日だった。

それにしても、腹が立つのは、NHK海外ドラマホームページには「美しき日々」が延期になったことしか、書かれていないのだ。
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/news/index.html#sogo
視聴率のある方だけ謝っておけば、抗議はこないだろうという、甘い甘い考えによるものだろう。それでは、済まない視聴者がいることを、これからメールでNHKに伝えるつもりだ。

一場よ、そんなに金か

2004-10-23 00:19:51 | 世間
明大の一場投手に現金を渡していた球団が、巨人に加え、横浜・阪神からも現金を受け取っていたらしい。

もちろん一番非があるのは、スカウトと球団だ。これは氷山の一角だろうし、逆指名なんて制度があるからこんなことが起こる。だけど、受け取った一場の責任も大きい。大学生にもなれば自分がカネを受け取ればどういうことになるか、なんて分かるだろ!しかも3球団から受け取るなんて、道理もひったくれもない。しかもしかも、未だにプロ入りを希望してるなんて、引っぱたいてやる!(おすぎ風に) 巨人の件が発覚した時点で、一場本人が全て説明すべきだったのではないか。
これで、今期4人もオーナーが替わったことになる。そのうち3人がこの事件でだ。

ホントーに野球をつまらなくする行為だ。

『コラテラル』

2004-10-21 23:17:16 | 映画
平井堅にしか見えないトムクルーズ最新作。

殺し屋ヴィンセントと、その計画に巻き込まれたタクシー運転手マックス。
ロサンゼルスという大都市の静かな夜に、冷徹な殺人が進んでいく。しかし途中から、喧噪のなかで派手に行われていく。
そんな中で2人の心理状態は徐々に変わってくる。特にマックスは、最初は逃げだそうと躍起になるが、諦める。その後、ヴィンセントに対して憎悪の気持ちが募り、今度は逆に攻撃に転じようとする。極限状態に追い込まれた人間の感情の推移を、ジェイミーフォックスが好演している。観ていて、高校の教科書に載っていた「羅生門」を思い出した。
サスペンスとしても、終盤までハラハラさせられて、楽しめた。

『ディープ・ブルー』

2004-10-21 22:48:24 | 映画
イギリスBBCが撮影した、海洋ドキュメンタリー。

海がこれほどまでに、たくさんの生物が、豊かな感情で生きているとは思っていなかった。
小魚の大群に空から突っ込んでいくアホウドリ。
ピョコピョコ動くペンギン。
座礁覚悟でアザラシに食らいついていくシャチ。
ネオンサインのように妖しく光る深海の見たこともない生物。

朝早い時間に観たので、NHKが夜中に流している環境映像を観ているような感覚になって、うつらうつらしてしまった。それが気持ちいいのなんの。
こんな大変な撮影した人々のドキュメンタリーも観てみたい気がする。

『アパートの鍵、貸します』

2004-10-19 00:03:01 | 映画
シチュエーションコメディーってやつです。
ジャックレモン演じる主人公は、上司に自分の部屋を短時間貸して、昇進を狙うサラリーマン。でも、惚れた女性は上司の愛人だった!ってなストーリー。

ウィットに富んだセリフや行動に、あこがれを感じてしまった。ラストは、スパイダーマン2と同じ(!)なんだけど、こっちの方が好きだな。ドキッとさせられるちょっと意地悪な一コマも含めて。
三谷幸喜は、監督のビリーワイルダーのファンで、ジャックレモンが亡くなったとき、エッセイにこの作品のことを書いていた。この秋、三谷原作の「笑の大学」が公開される。日本のシットコムの出来栄えが、楽しみだ。

楽しみと言えば、ジャックレモン並みに笑いの中に涙を誘う役者、トムハンクスの新作「ターミナル」にも期待をしている。
誰か、東京国際映画祭の「ターミナル」のチケット譲って!

ER8-3「激怒」BLOOD,SUGAR,SEX,MAGIC

2004-10-18 11:55:37 | ER緊急救命室
グリーンの娘レイチェルが家出をして、ERにやって来る。
それにしてもあまりにも成長しすぎじゃない?実際に、昔と別の子役が演じているらしいけど。
なんだか、わがまなさ加減が、「24」バウアーの娘キムと同じように思える。

ベントンの姉ジャッキーの、息子が死んでからの憔悴っぷりは、例えるならば、前にニュースジャパンのキャスターをやっていた田代アナが、体調不良で休養する直前並み。(^_^;
役に入りきっていて、ベントンがリースのためにERを離れていくための布石をうまく演じていた。

コバッチュの「クビ」は自業自得が否めないが、ER部長としての責任をウィーバーが転嫁しているようにも思える。とばっちりはチェンにも飛んできた。

なんかみんなが焦っていて息苦しそう。だけど、ロマノがリースに対して「親父の面倒を見ろよ」と手話で伝えた場面は、珍しくロマノの優しさが垣間見られ、救われたような気がした。