ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

愛と死(と俺)をみつめて

2006-03-20 23:29:50 | 日々
連続ドラマの最終回だけを観て、そのドラマの良し悪し判断するのが、ここ最近のブームです。

で、『西遊記』最終回。とっても分かり易い展開、勧善懲悪、1話完結。水戸黄門のアレンジバージョン?もうラブストーリーだけではやっていけない月9が、お子ちゃま視聴率でなんとか食いつないだって感じ。最終回と言うことで、先代の孫悟空を演じた堺正章がなんと、お釈迦様役で出演。如意棒振り回して、そりゃ「隠し芸」ではお釈迦様のような扱われ方ですが。

で、『愛と死をみつめて』。久しぶりに広末が良かった。犬童演出の力だろうか?ミコは、笑顔の下に死への恐怖と顔を失うことへの絶望を隠し続ける。手紙でマコに別れを切り出した時の気持ちは如何ばかりだったろう。なぜ自分だけがという気持ちもあったろうし、普通の女の子として生きたいという願望もあったろう。病室でミコが、寝間着を脱ぎ、マコに自分の身体を見せるシーンがあった。純愛、純愛と叫ばれていた彼らだけれど、若い二人には、肉体的な繋がりも欲しかったのだろう。ミコの背中を見ていると、同じ犬童作品の『メゾン・ド・ヒミコ』ゲイ役のオダギリ・ジョーと柴咲コウのベッドシーンにも通ずるものを感じた。

翻って、自分。ロンドンから戻って、細々したことに追われる毎日。就活組の大変さを聞くにつけ、焦燥感に苛まれる。そろそろ先のことを考えねば。

地下鉄サリン事件から11年、イラク戦争開戦から3年。見つめなきゃならないことが、まだたくさんある。

ER9-19「来る者 去る者」THINGS CHANGE

2006-03-19 22:52:06 | ER緊急救命室
とうとうカーターのおばあちゃんが亡くなった。臨終の様子は描かれなかったけど、カーターはかなり動揺しているようだった。彼女は両親が離婚したカーターの心の拠り所であり、財閥を継がせようとする足かせでもあった。逆にアビーにはエリックから電話があり安堵した様子。

ルカを尋ねてクロアチアからゴルダナという女医がやってきた。難病の少年をアメリカに連れてきたもののビザの問題で入国が出来ないらしい。二人のやりとりの中で、謎に包まれているルカの過去がすこーしだけ明らかに。「彼の周りには笑いが絶えなかった」…そうだったの!?意外すぎ。

今日も今日とて、ロマノはERの治療の邪魔ばかり。悪態つきまくり。カーターもプラットもそりゃキレるわな。そんな中で自分の左腕が悪化していることを知る。悔しさもあるのだろう。


ロンドン滞在中にERの第12シーズン“I DO”の放送を観ました。カーターやスーザン、エリザベスがいないのは承知していたとはいえ、寂しい限り。誰だか知らない人がたくさん。ヘレエはまだ痩せてたよ。以下はネタバレなので白文字で。
ガラントがイラクから帰国し、ニーラ(パーミンダ・ナグラ 『ベッカムに恋して』のインド系の女の子ね)と結婚を申し込んだ。OKしたと思ったら、あっという間に結婚パーティ。みんな嬉しそう。ホッと出来るエピが少なくなってきた今日この頃、ちょっと安心した。

ER9-18「異常事態」FINDERS KEEPERS

2006-03-19 22:51:41 | ER緊急救命室
スーザンが結婚!ってラスベガスで意気投合した救急隊員のチャックと酔っぱらったままドライブスルーにあったチャペルで結婚式を挙げてしまったらしい。まるで、ブリトニー・スピアーズのような、お馬鹿さ加減。今回、彼女の患者は結構悲劇的なものばかりなのに、なぜかそのシリアスさを帳消しにしてしまうような話題。

プラットがチェンにあげた誕生日プレゼントが、実はスーザンの盗まれた手袋だった。どこまでもお笑いごとに絡んでくるスーザン。アメリカ版ブリジット・ジョーンズなのか?最近さらに丸くなったような気が…。

妊婦のガンが最悪の状態になっている。その夫は、近い将来死んでしまう母親を堕胎させることで救うのか、将来生きる希望のある胎児を救うか、決めかねる。結局、母親を救うことにするのだけれども、コーデイの顔は暗い。究極の選択だよなぁ。

ラストでロマノがバーで酔った客に暴言を吐き、ぶん殴られる。あーあ。

京都、FF、ダウンローズ

2006-03-17 23:29:39 | 日々
友人を尋ねて京都まで行ってきました。4年ぶり3度目の関西。エスカレーターの立つ位置が左右逆なことに西に来たことを実感。

で、嵯峨にある「時雨殿」という所に行ってみた。ここは、「プレステが100万台売れたら社長を辞めてやる」と豪語しその後はうやむやな、任天堂の山内溥相談役が私財をなげうって造られた、「百人一首ミュージアム」。中に入ると、旅館の仲居さんみたいなお姉さま方が、はんなり京都弁で説明してくれます。メイドカフェに対抗して「仲居さんカフェ」をつくればもうかるな、とか考えてると、ニンテンドーDSを手に持たされ、床一面にモニターが敷かれた部屋に案内された。写真がそれ。つまり、ニンテンドーDSで読み上げられた歌を、床にある絵札の中から探し出してそこまで行き、「取る」ボタンを押す。これで一枚獲得。時間内に何枚取れるかを部屋の中にいる人たちと競うわけ。Wi-Fi技術で無線通信してるみたい。やってみるとなかなか面白くて最新技術に感動。同じ場所での「京都上空散歩」というのも○。2階は120畳の大広間に、いろんな百人一首が展示してある。1階のメインが凄すぎるだけに、ちょいと拍子抜けしたけど。
付き合ってくれたTさん、どうもありがとう。

京都から帰ってくると、父親がファイナルファンタジー12をやっていた。昔はFFやドラクエの発売は一大事だったのに、最近はそうでもないね。世間も自分も。さっきちょっとだけやってみたけど、アクションゲームなの?移動とバトルシーンの堺がないし。あとね、ポーションはゲロマズイ。ハーブとか配合するなよ。あれでHPが100ポイントも回復するとは思えん。発売イベントでヒゲ植松氏がポーション飲んでる写真があったけど、ありゃ罰ゲームだね。あとあと、アンジェラ・アキって誰?オシャレメガネブームに乗ろうとしてる?

仲間由紀恵withダウンローズ。ミュージックステーションで歌ってましたな。小室ファミリー時代を知っている身としては「二度と歌うな」と思ってたんだけど…。これで懲りてくれるだろうか。

ここ2週間の映画のこと

2006-03-14 23:21:55 | 映画
■イギリス旅行の往復の飛行機の中で「寝ると時差ボケになるから寝るな」と言われ、シートに付いてる液晶画面でずーっと映画観てました。

行き
 『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
 同じようストーリーだけど、『レイ』の方が全体通して上。
 『電車男』
 中谷美紀様、すばらしい。あんな引き立て上手な女性はいるのかしら?
 『ウェザーマン』
 ニコラス・ケイジにハズレなしと言うけど、当たりでもなかった。
 『がんばれ!ベアーズ』
 想像できるベタな展開。安心してウトウトしてられた。
 『ポーラ・エクスプレス』
 唐沢寿明版。キモいぐらいリアルなキャラクターになかなか合ってた。

帰り
 『チキン・リトル』
 吹き替えが花沢さんの声とは。いろんなところからのパクリ方は見事。
 『イーオン・フラックス』
 あのネグリジェは反則だよ!あとはなんだか気持ち悪い映像集。
 『グッドナイト&グッドラック』
 字幕なしで。英語はわからんかったけど、驚くほど淡々としたモノクロ映像。キャスター役の人が渋すぎる。
 『プライム』
 コメディの様でそうじゃない。吹き替えの声優が下手すぎ。
 『クラッシュ』
 日本で観たけど、2度目を。ああそうだったのかという所がチラホラ。


■アカデミー賞
朝のBBCニュースで知りました。本命を破っての『クラッシュ』作品賞。脚本賞も受賞。人種問題の根幹を描いてて良かったと思う。駅で買った新聞に「ゲイとユダヤのアカデミー賞が一変」みたいなことが書いてあった。主演男優賞『カポーティ』ね。あの独特のしゃべり方は、竹中直人の武者小路実篤のモノマネに通ずるものが。ジョージ・クルーニー、助演男優賞おめでとう!ERファンとしてはとても嬉しい!名実ともに実力派の仲間入り。あと、外国語映画賞を『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』が逃したのが惜しい。


■日本アカデミー賞
帰って聞いたけど、『ALWAYS 三丁目の夕日』が12冠だって?酷すぎだよ。染まりやすすぎ。別に『ALWAYS』が賞を取るのはいいけど、やりすぎでしょ。『パッチギ』に何かあげてよ。主演女優賞ノミネートに中島美嘉の名前があるのは謎。

ただいま。

2006-03-11 00:38:50 | 日々
恥ずかしながらイギリスから帰って参りました。

ロンドンの気温は寒くとも、人々はあったかくて楽しい日々でした。写真は見学に行った小学校に併設されている幼稚園の女の子。こちらの英語理解力の無さと幼児特有の妄言で、会話がかみ合わなかったけれど、とても懐いてきて。日本に持って帰ってきたかったぐらい。^_^; 小学校も少人数で自由な雰囲気で、子どもたちが校長先生ともフランクに会話している感じが印象に残った。LEA(日本の教育委員会みたいなもの)を廃止して、公立の学校を国の直轄にしようとしているらしい。財務的には豊かになったけど、お役人の口出しがうるさいみたい。イギリスもまた大変なのね。

その他もいろんな所に行きましたよ。大英博物館はホテルから歩いて5分の所にあって、2度行ってしまった。巨大さもさることながら、展示されているものがスゴイ。イギリスの世界中から収集してきた(盗んできた?)物品の数々。なんでここにあるんだよって。ビクトリア&アルバート博物館の彫刻や調度品や、ロンドン塔のジュエルハウスの、レプリカに思えてしまうぐらいたくさんの宝石をしつらえた王冠とか見ると、帝国主義の凄まじさまで感じてしまう。そういう国立の博物館が無料なところが多いのは、せめてもの、償い?

あとね、ミュージカル4つも観ちゃった…。『CHICAGO』の本家本元のエロカッコイイダンスとジャズナンバーに酔い、『プロデューサーズ』で笑いに笑い、『オペラ座の怪人』のセットと衣装、歌唱の豪華絢爛さに魅了され、『レ・ミゼラブル』の民衆たちの熱い思いに、涙。どれも存分に楽しんで、ミュージカルに完全にハマったみたい。

ロンドンプラネタリウムが潰れてたのはちょっぴり残念だったけど(完全にマダムタッソー蝋人形館の一部になってた…)、ああ、満足満足…。また頑張っていこー!