ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

24シーズン7:破(中)

2009-09-21 23:05:50 | 24-TWENTY FOUR-
18時から22時。物語は中盤に差し掛かり、あらあら今回はあんまり盛り上がらないなあって思ってたところに!

事件のカギを握るデュバクが拘束後に暗殺され、振り出しに戻ったかに見えたものの、舞台はホワイトハウスに移り、ついに大統領自身の身に危険が及ぶ。ホワイトハウスが襲撃されるという前代未聞の(というかこんなストーリーにしたら、これ以上の展開は作れないと思うのだけど)事態に。この場面はこのシリーズ最大の緊張感。と同時に、やっぱり恒例のバカ娘は健在だなあと。今回は大統領の娘だけど。対して、24で唯一信じられる男、アーロン・スピアーズの活躍。ぜひ彼でスピンオフをやってほしい。

そして、犯人制圧と引き替えに、ある命が犠牲になった。あっけなく、でも劇的に。思わずあっと声をあげてしまった。この人物を欠いて事件の解決はあり得るのか、まあ、解決するのだろうけど。やっぱり続きが気になります。

『ココ・シャネル』

2009-09-18 23:23:51 | 映画
日比谷シャンテにて。9割以上おばさま方で満席になっておりました。案の定。

「空白の15年」の後、ココ・シャネルは復帰のためにファッションショーを開いたが、評価はさんざん。引退を勧告させられるも、ココは煙草を燻らせ若き日を回顧する。孤児院で育ったココは、お針子として町に出され、そこで将校エチエンヌに見初められ共に暮らすことに。知らなかったのだけど、彼女は帽子職人としてスタートした。

エチエンヌからの独立、実業家アーサーとの恋、と続くのだけど、印象に残ったのは戦争中にジャージ素材を使った動きやすい服を作り、それが好評だったこと。男が起こした戦争は女に多大な苦労と悲しみを押しつけたが、それ以上に女は強かった。以前の服装は女性自身のためではなく、男のためのものだったのではないか。ジャージ服(こう書くと中学生が着てそうだな)のヒットは女性を解放したし、ココの自信にも繋がった。

映画は、二度目のショーで見事にカムバックしたところで終わるのだけど、15年の間に何があったのかには触れずじまい。ココ役シャーリー・マクレーンは、人生の酸いも甘いも噛み分けた感じで表してたのかもしれないけど、その点ちょっと残念。今年は、これを含めてシャネルの名が付く映画が3本公開される。オドレイ・トトゥはどう演じるのだろう。

iPodなの。

2009-09-11 22:41:10 | 日々
毎年9月の恒例行事、アップルの発表会。肝臓移植で痩せちまったジョブズの姿にはちょっと哀愁漂うものの、この人やっぱりカリスマなんだなあって思います。ってMac持ってないですけど。

で、デジモノ好きは死んでも治らないと昔から申しますように、新型iPod nano発売と同時に手に入れてしまいました。ついこの前、4年前に買ったiPodを無くしちゃって。30ギガとか全部埋まらなかったのに、いまやclassicは160ギガ。そんな清水国明みたいなヘビーユーザーはいるのかね。それはそうと、nano16ギガ版を買いました。

いろいろ変わってます。ビデオカメラがついたことが一番の変化。ただ、ケータイにあれだけ付いてる機能を今更感が漂います。しかもレンズが端過ぎて指が映りこむし。それより、スピーカーが付いてイヤホンなしでも曲が聴けるのは面白い。友だちに音楽や動画を、「ねぇ見てみて」みたいな。あと、FMラジオが聴けます。って、わしゃAMっ子やがな!おお恐。たぶん、あんまり使わないでしょう。あとあと、万歩計機能も。これも最初に触ったきりになるでしょう。変わったって書いたけど、個人的にはあんまり、劇的ビフォーアフターではなかったです。

初代iPodが発売されて8年。ずいぶん時代も変わりました。これだけ無線LANとか発達するなんて思ってもなかったし。そう考えるとこのiPodも貯め込む形はもうあと何年かのものなのかも。常時高速ダウンロードできれば、メモリーなんてほとんど要らなくなるんだから。それこそ、DVDで覇権を握ったブルーレイだって動画配信が一般的になれば、必要なくなるわけだし。盛者必衰かな。

それでも、新製品をいじる楽しみはこれから先もずっと続くのでしょう。そのために金を惜しんではいけない。

『宇宙へ。』

2009-09-01 22:24:20 | 映画
原題は『ROCKET MEN』。つまり宇宙空間を目指した人々のドキュメンタリー。邦題は勘違いを生む。よろしくない。

戦後の冷戦期に始まるアメリカの宇宙開発。その歴史を映像でつなぐ。巨額の費用と人材をつぎ込み、ソ連に負けじとロケット実験を繰り返す。そのソ連に関しての言及はほぼ無い。次いでケネディのアポロ計画、その後のスペースシャトル計画を時系列通りに並べて、クルーとヒューストンのスタッフとの交信を中心とした映像。うーん。確かに宇宙開発はアメリカがずっとさきがけてるけどさ。

加えてナレーションがいただけない。例えば月面着陸の時は「(アメリカは)一時だが月面を征服した」。スペースシャトル・コロンビアが着陸直前に爆発した時は「…しかし、彼らは命をなげうっても構わないほどの絶景を目にしたのだ」とか。宇宙飛行士は死ぬかもしれない覚悟を持ってシャトルに乗るのだろうけど、こういう言い方は無いと思う。

それでも、人は宇宙へ向かう――。崇高な夢なのかもしれないけど、これはNASAのプロパガンダ映画なのだ。だったらタダでネットで流せばいい。