ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

TAKEN #4「恐怖との遭遇」

2005-05-15 18:14:01 | TAKEN
時は流れ、1970年。政権も共和党ニクソン大統領に移ったが、相変わらずオーエンは異星人の行方を追っていた。しかし、クラーク家のトムの罠にはまったオーウェンは更迭されてしまう。こうなると人間、一気に老け込むね。大佐時分の威勢の良さはどこへやら。

オーエンの次男サムは父親に反発して、ジャーナリストを目指して大学に進む。UFOなんて政府が秘密を隠すためのでっち上げだと考えていた。普通はそう考えるよな。でも、スピルバーグのドラマの中では、異星人は存在している。事実をオーエンから告白されたサムは、見せられたUFOの破片の文字が、アラスカの発掘現場で見つかった文字と同じ形をしていることに気づき、アラスカへ向かう。この村が閉鎖的で、『八つ墓村』か『ヴィレッジ』のように村全体で何か秘密を隠しているように思えてくる。

世代が親から子へ移っていくと共に、異星人の動きも広がってきた。

TAKEN #3「大いなる希望」

2005-05-05 22:40:35 | TAKEN
時は、1962年ケネディ政権の時代。その秋、キューバ危機が起こる。そんな最中、陸軍大佐のオーエンは、宇宙計画の中止を言われてしまう。抵抗すべく、宇宙人侵略の証拠を必死に探し出そうとする。

このオーエンの捜索がいかにも執拗的で、何が彼をここまで駆り立てるのか、分からなくなってくる。妻は、父親から仕事を奪ったオーエンへの憎しみから逃れるためか、アル中に。嫌気がさしたオーウェンは、妻を始末しようとする。このオッサンヒドイ…。

キーズ家の父子は、自分たちの頭の中に異星人から何かを埋められたと察知し、オーエンの元に向かう。飛んで火に入る夏の虫。2人にむごい仕打ちが待っている。

まだ異星人が何をしに地球にやってきたのか、実態は分からないけど、それよりも、人間の欲望の方が怖い場合もあるのだな、と思う。


TAKEN DVDコレクターズBOX

角川エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る

TAKEN #2「運命の子供達」

2005-01-04 22:08:24 | TAKEN
長いインターバルがあったが、やっと第2話を観た。

前回、円盤墜落事件の調査を始めたオーエンは、円盤を動かすにはマインドパワーを持つ者が必要だと知る。そこでクラーク家に近づき、ジェイコブを連れ出す。なんでオーエンは嘘をつき、家庭を壊してまで円盤の謎を探ろうとするのだろうか。ジェイコブの義兄姉トムとベッキーが必死に守ろうとする姿が美しい。ジェイコブの行方を知られないように、最後は家まで燃やしてしまう。すげーな。

一方、キーズ家ではケイトは再婚し、息子のジェシーは失踪した父ラッセルを待ちわびていた。ラッセルは、自分が異星人から人体実験を受けていたことを思い出したが、再び人体実験をされてしまう。乗っていた汽車がピカーって光って気がづいたら、押さえつけられていたのだ。そんなこんなで、ジェシーを連れ出そうとしたラッセルは捕まってしまう。どうもジェシーも異星人に誘拐されたようだ。

徐々に話が絡み合ってきて、どこなのか誰なのか訳分からない瞬間が出てきた。だから、DVDの箱の相関図は欠かせない。

TAKEN #1「空の彼方に」

2004-11-21 23:33:25 | TAKEN
ハウル初日のオールナイト勤務に気を取られてしまい、ERをビデオに入れておくことを忘れてしまった……。しょうがないから、ヤフオクで手に入れた「TAKEN」のDVDを観てみよう。

スピルバーグが制作総指揮を執った、このTAKENは「誘拐」っていう意味。地球外生命体と人間との、第二次世界大戦から現在に渡る3家族3世代のお話。アメリカでは2時間枠(CM抜きで90分ね)で10週連続で放送されたみたい。第1話は、大戦中に数奇な体験をしたパイロットと、円盤墜落を調査する陸軍情報部の大尉、家に現れた謎の青年と関係を持ってしまった主婦を軸に物語が進んでいく。とても抑えた感じの映像と音楽。淡々と、しかし確実に、彼らとその家族の状況が変化してくる。子役のダコタ・ファニングは、後半の現代編に登場するんだけど、初回からナレーションを担当している。それが巧いんだなぁ。プロジェクトXの田口トモロウの様に、全ての感情を捨て去った上での朗読というのができているのだ。第2話以降に期待を抱かせる、静かなスタートである。