すんげぇ、その言葉しか出てこない。映像身を任せたら、あっという間。本当に85分の尺しかないから、気が付いたらスタッフロール、って感じだった。
最初の10分間は、正直どーでもいいお別れパーティーをダラダラ流れる。ひとしきり痴話ゲンカを見させられた後に、ドォーンっと衝撃が。慌てて飛び出す若者たち。ビルの合間から吹っ飛んできたのは、自由の女神の首だった…。全編、偶然撮影されていたビデオカメラを通しての映像。素人が撮ってる設定だから、モキュメンタリーとも言えない、なんだろこれ。とにかく手ブレが激しいんで、前の方の席に座っちゃダメ、絶対。
この映画がやってることは、ゴジラかもしれない。それに『宇宙戦争』や『アイ・アム・レジェンド』で見たような場面もある。でもね、この一人称の視点が、音が、恐怖のトランス状態とでも言うべき世界にこの身が連れ去られてしまったような感覚に陥らせる。今までは、《あの人たち=登場人物》に重ね合わせた恐怖。ところがこれは《私=観客自身》が直接感じている恐怖。スピルバーグの「恐怖」は、もはや前世紀の遺物だったんだと気付かされる。
是非、映画館でこの「アトラクション」の衝撃を。
最初の10分間は、正直どーでもいいお別れパーティーをダラダラ流れる。ひとしきり痴話ゲンカを見させられた後に、ドォーンっと衝撃が。慌てて飛び出す若者たち。ビルの合間から吹っ飛んできたのは、自由の女神の首だった…。全編、偶然撮影されていたビデオカメラを通しての映像。素人が撮ってる設定だから、モキュメンタリーとも言えない、なんだろこれ。とにかく手ブレが激しいんで、前の方の席に座っちゃダメ、絶対。
この映画がやってることは、ゴジラかもしれない。それに『宇宙戦争』や『アイ・アム・レジェンド』で見たような場面もある。でもね、この一人称の視点が、音が、恐怖のトランス状態とでも言うべき世界にこの身が連れ去られてしまったような感覚に陥らせる。今までは、《あの人たち=登場人物》に重ね合わせた恐怖。ところがこれは《私=観客自身》が直接感じている恐怖。スピルバーグの「恐怖」は、もはや前世紀の遺物だったんだと気付かされる。
是非、映画館でこの「アトラクション」の衝撃を。