ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

初雪と年の暮れ

2004-12-29 23:19:20 | 日々
今日、東京で初雪が降った。
いつもなら、なんとなくウキウキした気分になるが、この冬はなかなかそんな気分になれない。新潟とスマトラ沖の地震。皮肉にも今年の漢字「災」が年末に、また起きてしまった。
でも、来年を悲観しちゃいけない。悲観は諦めからくる。諦めたら、何も始まらないし、動かないし、終われない。少しの希望を持って、年を越そう。雪を見ながら、そんなことを思った。


  [天地人 災い年の ゆきふりぬ]

また地震か…

2004-12-27 23:18:59 | 世間
年も押し迫ったこの時期に大地震が起こるなんて…。
現在、死者は2万人と言われている。ほとんどが津波によるものらしい。地震発生後何時間も経ってから、津波が到達したインドやスリランカで、何千人も亡くなっている。
少しでも高台に逃げていれば助かった人もたくさんいたのではないかと思うと胸が詰まる。国をまたがって情報を伝える手段と、それを末端にまで伝える機能が、まだ発達していないということが明らかになった。先進国にも言えることだけど、災害や環境問題に関しては国境なんて関係なく、超えていく可能性のあるものなんだから、情報の共有を進めるべき。

M-1グランプリ

2004-12-27 00:18:25 | 日々
2004年のM-1グランプリは、アンタッチャブルに決まった。
これで4年連続で自分の予想が当たっている。(笑)前評判は、笑い飯が高くてとってもイヤな感じだった。だってダブルボケなんて素人ネタなんだもの。それを去年、審査員が高く評価したものだから、今年は笑い飯バブルだったように思える。今日のネタを見ても、初めて見たときのような勢いがなく、ただダラダラやっている感じがした。ウケたのは、PCエンジンと加トちゃんケンちゃんのとこだけ。

それに対して、アンタッチャブルの2人は安定感もあり、素直に家族全員が爆笑していた。山崎のボケの押し売りと、柴田のキレながらも丁寧なツッコミ。「♪お前の未来は Wow Wow Wow Wow」とラブマシーンの曲でボケたときには優勝は決まっていた。関東勢初、そしてM-1優勝者で初の名前に「ん」の付くコンビでもある。頂点には立ったが、いつまでも「ちょっと待ってくださいよ~」と言っていてもらいたい。

ダークホースだった、南海キャンディーズが決勝に残った。ネタを見るのは2回目だったが、なかなか笑えた。山田花子でも青木さやかでもない、あらたな女芸人が現れたなと思った。八嶋みたいなツッコミも気が利いていて○。

ER8-11「暗い誕生日」BEYOND REPAIR

2004-12-26 23:56:26 | ER緊急救命室
オープニングからもベントンが消え、映像もかなり差し替えられた。

今回はアビーが主役。でも、タイトルの通り、アビーにはいろいろ辛いことが重なる。カーターとスーザンがキスしているところに出くわしたり、元夫が再婚することを伝えに来るし、母親が亡くなったことを知らない子どもに説明しなければならないし。ツライのに強がってしまうアビーの気持ちをまじまじと感じる。
そして、第6シーズンでカーターとルーシー・ナイトを刺した患者、ポール・ソブリキがやって来る。自分を刺し、後輩を殺した犯人と対面してもその場で怒りを爆発させなかったカーターは立派だった。その怒り、悲しみは母親への言葉にこもっている。

問題なのはNHKの対応だ。精神障害者の差別を助長するとして、ポールが刺した回2話分ををNHK総合では、放送していない。(BSでは両方放送した)にも関わらず、今回、彼がカーターを刺す場面が「これまでのあらすじ」で流れた。だったら、最初から放送すべきだったのではないか。これはドラマ番組あって、NHKの主張表しているではない。きちんとそこを区別してほしかったし、一貫するべきだ。

「ピロデミー賞2004」発表

2004-12-24 22:56:59 | ピロデミー賞
恒例、と見せかけて第1回ピロデミー賞をこの聖夜に発表いたします。

【今年の十本】(観た順)
『飛ぶ教室』(独/監督トミー・ヴィガント)
ほんとうの教育とは何か、大切なのは友情とそっと教えてくれる。
『ふくろう』(日/新藤次郎)
女の怖さ、実感できます。90歳を超えた監督の鋭いブラックユーモア。
『ラブ・アクチュアリー』(英米/リチャード・カーティス)
恋っていいなあ、と感じさせるあったかい作品。人間関係もうまい。
『グッバイ、レーニン!』(独/ヴォルフガング・ベッカー)
体制が大きく変わるとき、渦中の市民はどうしていたのか。
『ビッグ・フィッシュ』(米/ティム・バートン)
人間が忘れてはならない心の余裕を美しい映像で伝える。
『茶の味』(日/石井克人)
ほのぼのとした日々にエキセントリックな人々。笑おう。
『ロスト・イン・トランスレーション』(米日/ソフィア・コッポラ)
外国人から見た日本。さらにその作品を日本人が観る。認識のズレの面白さ。
『コラテラル』(米/マイケル・マン)
ロサンゼルスの魅力的で危険な夜を丁寧に描いている。
『僕はラジオ』(米/マイク・トーリン)
アメリカに思い出してほしい、寛容な心がこの作品にはある。
『理由』(日/大林宣彦)
「事件」は「社会」を語る。観る人の興味をうまく引き込んで飽きさせない。
=次点=
『華氏911』(米/マイケル・ムーア)
ブッシュの再選を許したため、ランクインならず。

【最優秀女優賞】
大竹しのぶ  『ふくろう』
東北の方言を使い、恨みと悲しみを圧倒的な演技力で表現。
【最優秀男優賞】
ジェイミー・フォックス  『コラテラル』
追いつめられた人間が暴発するまでの変化を熱演。次作『レイ』にも期待。

【国内ドラマ賞】
新選組!第33回「友の死」
山南と、すべて理解していた明里の別れに涙。秀逸。
12月30日に再放送あり。観れ。
【海外ドラマ賞】
ザ・ホワイトハウス2
第22話(最終回)「決断の時」“TWO CATHEDRALS”
大統領とランディハム夫人の幽霊とのやり取りから、再出馬会見まで、これも泣きます。
早くDVDを出してくれー!

『マイ・ボディガード』

2004-12-20 23:14:00 | 映画
『マイ・ボディガード』と聞いて、ケビン・コスナーの『ボディガード』を想像してはいけない。
冷酷なボディガードが純粋な少女と出会い、心を開いていく。というのは序盤の話。ダコタ・ファニング演じるピタが誘拐されてからあとは、デンゼル・ワシントンのボディガードによる凄まじい復讐劇に180度変わる。
その誘拐組織のたどり方はサスペンスそのものだが、ナイフや銃、爆発物、様々なものによる目を覆いたくなるぐらいの復讐は、画面が何度もフラッシュしたり、激しく揺らしたりという映像効果と重なって、感覚的にその場を逃げ出したくなるぐらいだった。

タイトルは原題の「Man On Fire」で良かったのでは、と。そうすれば、もう少し覚悟して観られたのに。

ER8-10「クリスマスはわが家で」I’LL BE HOME FOR CHRISTMAS

2004-12-20 11:31:34 | ER緊急救命室
ベントンがERを去る。

リースの養育権を巡る裁判で、このままでは勝てないと思ったベントンは、自分の勤務時間を減らしてもらうように、ロマノに直談判する。しかし、夜勤について折り合いが合わず、ベントンはカウンティを辞める決意をする。

初期のベントンからすれば、息子と一緒にいたいから辞めるなんて考えられもしなかった。だが、リースの誕生後、彼の人生の目的は、名声から家族というものにシフトしていった。それを決定づけたのは、リースの母親カーラが亡くなったことだろう。もう育てられるのは自分しかいないのだと気づいたのだ。その優しさが、早く目覚めていれば、ガントの死は無かったのではないかと考えると、悔やまれる。

最後の手術で、元恋人のエリザベスが「皆尊敬している、すばらしい外科医よ」と声をかけた。例え別れても、こういう尊敬の念を持ち続けていられるのは、いいなあと思った。来週から、オープニングの最後で空手ガッツポーズを決めるベントンを見られなくなるのは寂しい。ERメンバーから少し離れて冷静に物を見ていた眼差し。忘れられないキャラクターだ。

『理由』

2004-12-18 23:33:33 | 映画
「誰が誰を殺したのか」

殺人事件が起きた当初は、犯人は疎か、被害者の身元も分からなかった。それが、107人にもおよぶ登場人物の「証言」をもとに徐々に解き明かされていく。
原作は読んでいた。そして映画を観て驚いた。過不足無く、文面から読み取れるそのままの世界があるのだ。逆に映画があって、そこから小説に起こしたかのようにも思えてしまうぐらい。

登場人物のテレビ取材への「証言」とそこに回想シーンが挿入される形で、映画は進行していく。役者はノーメイクで淡々と演じている。不気味にも映るかも知れないが、そこには役者ではなく一市民でしかないことを感じさせる。

カットが多く事件の事実を並べていく前半から、焦点の人物にじっと独白させる後半から終盤にかけての対比。それは新聞やニュースで見る他人事の「事件」と、その事件の周りには必ず「人間」がいることを表している。キーパーソンの綾子を伊藤歩が演じている。幸薄そうな、でも母として子どもを守る力を持った少女だ。非常にうまいキャスティングだと思った。

最終的に、冒頭の問いは「何が何を殺したのか」と問いが大きくなって返ってきた。自分の答えはまだ見つからない。

2時間40分と長尺だけど一切眠くならない。それだけ一気に読ませる原作の力と監督の視点のすばらしさがあるのだ。観れ!または、読め!


…初日の舞台挨拶が始まる直前に扉が少し開いて、半分だけ岸辺一徳の顔が見えた。その半分だけの一徳の顔が妙に印象に残ってしまい、笑いをこらえておりましたとさ。


理由 特別版

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強靱ユシチェンコ

2004-12-16 23:44:38 | 世間
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041216-00000032-kyodo-int

いやあ、すごいね、この人は。
通常の6000倍のダイオキシンが血液から検出されたとか。
史上2番目の血中濃度だって。
もう少しで、ギネスに載れたのに。(て残念がってどうする)
こうなったら、与党は完全に分が悪いでしょ。
下野するしかないね。

この大統領選を伝える国営放送でアナウンサーが
「ヤヌコビッチ首相が当選」と言っているのを無視して、
「選管の発表を信じてはいけません」って手話通訳が、
手話で伝えてたというのをニュースでやっていた。
自分の首をかけての必死の行動。驚き。

ドンキ火災

2004-12-13 23:36:42 | 世間
ドンキホーテで火災があって、3人行方不明になってるらしい。
あの店自体、消防法違反だと思ってたけど、予想がイヤに的中。地震とかあっても確実に死者が出ると思うんだけど。こういうのが実際に起こると、入るのが恐ろしくなってくる。