1961年のビッグス湾事件を軸に、作戦失敗をの理由を追うCIA局員の物語。『メタルギアソリッド』でも出てくる事件か。現代のアメリカ(引いては世界の)社会、政治につながる暗部を描かれている。
レオ様の代役としての出演だと言われるマットデーモンはなかなか。感情をぐっと抑えた演技、佇まいが、国家の一大事を個人が背負った哀しみ(というよりかむしろ、痛み)を伝えてる。なんでそんな大変なところに入っちゃったんだろ。学生時代に出会った彼女との別れも、アンジェリーナ・ジョリー演じる妻からの叫びも、ただただ耐える。
途中で気がつく、ああ、父子の物語なのだと。父の自殺、息子との確執。それはまた、アメリカという国家と彼との関係と同じなのではないかと。思えば思うほど裏切られた感覚が強くなり、それでも逃れられない存在。苦しいね。
重厚な3時間弱、長くは感じなかったが、ラストにやや違和感。ズシーンと重い結末にしようとしたかったのかもしれないけれど、あの「落とし方」は、ちょっとねぇ。
レオ様の代役としての出演だと言われるマットデーモンはなかなか。感情をぐっと抑えた演技、佇まいが、国家の一大事を個人が背負った哀しみ(というよりかむしろ、痛み)を伝えてる。なんでそんな大変なところに入っちゃったんだろ。学生時代に出会った彼女との別れも、アンジェリーナ・ジョリー演じる妻からの叫びも、ただただ耐える。
途中で気がつく、ああ、父子の物語なのだと。父の自殺、息子との確執。それはまた、アメリカという国家と彼との関係と同じなのではないかと。思えば思うほど裏切られた感覚が強くなり、それでも逃れられない存在。苦しいね。
重厚な3時間弱、長くは感じなかったが、ラストにやや違和感。ズシーンと重い結末にしようとしたかったのかもしれないけれど、あの「落とし方」は、ちょっとねぇ。