折り鶴の憩い

日々の想いを・・

白川郷と庄川の里

2015-10-31 15:29:19 | ツァー・旅行・たび・・色々
10月もあと僅か、街中もすっかり秋色になりました。
自転車で公園脇を通ると、落ち葉を踏むカサコソとの音や風に舞う茶褐色の葉っぱ。
青い空に白い雲、何かしら懐かしい気持ちになります。
遊びほうけていた子供時代に戻れたような気分は、歳を重ねたせいかもしれません。

前回のバスツアーの続きです。
「ホワイトロード」から下って、世界文化遺産 国選定 重要伝統的建造物保存地域の「白川郷」へ。
昨年4月より観光車両の萩町集落への侵入が自主規制(9~16時)されているので、「いろり」の店前で下車。
そこから歩いて食事処へ。昼ご飯は「飛騨牛陶板焼き定食」素朴で一寸寂しい感じ。
その後は自由散策。道中かなりの観光客に出合う。
本通を避け西通りに進むと、人もまばらになってゆったりと合掌造りの家々を眺められ 民家から村人の息吹も感じられた。
しかし「であい橋」近くになると、がぜん人の波。   
橋を渡ると、せせらぎ公園駐車場。人とバス、自家用車。完全に観光地だ。
時間が余りないので「民家園」をパスし、庄川を眺めながら戻り「白山八幡神宮」の方へまわる。
ここまでくる人も少ない。「どぶろく祭りの館」では、賑やかなお囃子が聴こえた。
明善寺付近になると、人も多くなる。長瀬家などを見ながらブラブラ散策。
         
歩いていると汗が出る位暑くなった。疲れたので早めに集合地に戻った。

以前この地にきたのは、20年以上前だったろうか。その時はこんなに賑っていなく、鄙びた静かな山村。合掌造りの民家もじっくりと見学できた。世界遺産になって20年、その間に観光地として変遷していったのか。長閑さが無くなり寂しい感じもするが、それも保存するため必要なのだろう。

次は「庄川の里」。水曜日が休館日だったが、ツアーのため特別に開館していただいた。
「高原にひっそりと息づく」というキヤッチフレーズの通り、白川郷とは違った佇まい。ここは寄棟式入母屋合掌造りの民家(移築保存)が数軒あり、静かで遠い昔の人達の生活感が満ちていた。
ホッとする空間の中にいると、身体の無理な力が抜けていく癒し感。また宝蔵寺庫裡が、修理していてその様子も見られたのも良かった。