「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

嫌いになれない盤・・・その2 「XTC オレンジズ&レモンズ 」でもいかがでしょう?

2021-05-13 13:41:28 | 編集長「MASH」のレコード&CDラック(音楽紹介)

今日も昨日に引き続き
「嫌いになれない盤」
のお話をおひとつ。

いやぁ、何度か出ているけれど
久々に出しちゃいましょう!
「XTC」です!
しかも
「オレンジズ&レモンズ」1989年作品

昨日のニック・ロウ作品同様
「モロにビートルズ臭がプンプンとします!」
しかも、全編通して香ってくる!
「だから聴ける!」
ってのも、当然ある俺なんだけれど(笑)
(この辺りは過去の数多有るバックナンバーをどうぞ!)

実は本作が出た時って、俺は中学3年生とかで
卒業を控えた受験後とかでさぁ・・・。
なんか聴く度に「哀しくなる」んだよねぇ(苦笑)。

ご存知の方は
「えっ、このカラフル・サウンドで哀しいって?」
な~んて思われるでしょうね。
で、特にスマッシュ・ヒットした
「The mayor of simpleton」
がスコブル哀しい・・・。
きっと当時、何か有ったんでしょう(笑)。
まあウィスキーを飲みだした頃でもあり、
この頃に初の家出(!)
とかも経験したんだけれどさ(笑)

でも、強烈に覚えているコトと言えば
本作を俺のホームタウン「藤沢市」に唯一有った
「輸入盤」を売るレコード店!
そう。「西武デパート藤沢店内(WAVE)」
高校受験明けで、気分も晴れやかに
意気揚々と買いに行った時のことだ。

行くじゃぁない、でも新譜のレコード棚に無いんだよ!
馴染みの店員さんに聞いたら
「カセット・テープしか入荷していないですねぇ」
と言われちゃってさぁ。
物凄く落ち込み、手ぶらで帰宅した・・・・んだよね。

ずっとレコードを手に入れられなくて
仕方なく1年後くらいには
「CDデッキ」も買って「CDで買った」んだけれど、
「やっぱりレコードで聴きたかったなぁ・・・・」
と聴く度に感じていたんだ。

さらに言えば、このジャケットも素晴らしいでしょ?
だから尚更「30cm正方形LP」で眺めたかったぁ。
そんな幼少時代を思い出すのかもね。

レコードに慣れ親しんだ俺には
どうもCDという媒体に違和感があってね・・・。
しかも、この「素晴らしいサウンド」を
CDで聴かなきゃならないなんて・・・・
余計に違和感を感じたのかもしれないなぁ。

とにかく何度も何度も繰り返し聴いた盤だし
「俺にとってのXTC」と言えば
本作のひとつ前「スカイラーキング」から
究極の「アップル・ヴィーナス1」までだ!

この「怒涛のポップ群」と言える4枚
今もコッソリと聴いているね!
そして、「俺の中の何か?」
「揺れ動かす」んだよ。

聴けば分かるさ!
君も何かを動かされてみたら?

《 編集長「MASH」筆 》
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