「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

「XTC」 について、もう少し書こうか!

2021-05-17 15:27:07 | 編集長「MASH」のレコード&CDラック(音楽紹介)

今や「音楽界」は
目まぐるしく変ってしまった。
CDから配信に移行され、
より手軽に、身近になった反面
完全に「消費されるべきもの」
と化してしまった。

まあ、元々「音楽を真剣に聴いていた層」が
如何ほど居たのか・・・俺には分からないが、
人のニーズは多様化し、
それに伴い忘れさられる・・・
そんな「ミュージシャン」や「音自体」も
今後多くなるコトであろう。

俺自身は「音楽をプレイするコト」に対し
「ある種のアキラメ」を感じているし
別に「ソレが全て」とは思わないから構わないが、
「良い音楽が忘れ去られて行く・・・」
コトには相当の危機感を持ってはているんだ。

さて、実際先日も取り上げた
「XTC」みたいなバンドは
今や中々聴かれないでしょ?
以前サザンの「桑田氏」は「歌の上手なサル」
と自分を評していたけれど
この「XTC」で歌うパートリッジこそ
「歌の上手なサル」に相応しいじゃぁないか!

褒めているんですよ(笑)!
聴いていて痛烈にそう感じたんだ。
それほど売れる訳でもなく
ずっとGood Music!
を造り出して来た・・・
この親父こそ「サル」そのものだろ!

話のツイデだから「桑田氏とサザン」
についても触れてみよう。
言わずと知れた日本の大御所であり
Bigグループであろうけれど、
聴き比べると「差は歴然!」なのである。
間違いなく「サル」なのはパートリッジ親父であり
桑田氏は理性的な人間ですよ。
だって、「ちゃんと売れる音楽」を
時代ごとに作ったでしょ?

「ある一定の層に訴えかける」
という点では、両グループとも双璧だろう(笑)
しかし、今でも「音楽」として聴け、
「残したいし、紹介したい・・・」と思える
そんな「XTCのサル加減」は実に素晴らしく
「脱帽」を通り越して、もはや「脱カツラ」だ!

そして取り外したその「カツラ」を
返す刀で「パートリッジ親父」にカブセてヤレ!
きっと親父は大喜びするコトだろう!

結局、時代も何も関係なく
「湧き出て来たものをレコードにした」
そんな「XTC」だからこそ、
今も聴けるのだろう・・・。

奇しくも
「デビューから歩んだ栄光の時代」が
サザンと「XTC」では、ほぼ重なり合う。
しかしこの「XTC」は、もう解散したに等しく
サザンはまだ続けているようだ・・・・

そして不意にラジオでサザンが流れたりすると
とても「懐かしく」感じたりする・・・
当然だが「XTC」はラジオでは流れない。
まあ「自分で流す」から、
その必要は無いのだけれど、
彼らの音に「懐かしさ」は皆無だよね。

「XTC」のサウンドって
常に何かを今でも感じる・・・
強いて言えば
「ポップの中にちゃんとアートがある」
でしょ?
これって凄いコトだと思うし
やっぱり「コーいう音」は貴重なんだよなぁ。

恐らく俺と同じ様な多くの
「音楽好きなサル」が、
彼らの音を聴き続けるのでしょうね。
無論、それでイイのだ!
と、俺は思っているよ。

《 編集長「MASH」筆 》
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