アサギマダラの迷足譜

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ギフチョウの羽化後のサナギ殻を見つける

2023年03月26日 | ギフチョウをよぶ

せっかくの日曜日もギフチョウ日和には、なりません。1羽も見ることができませんでした。

実家の庭で、カタクリの移植をしていました。するとポットの外側に、サナギの抜け殻を見つけました。おそらくギフチョウのサナギ殻だと思います。背中が割れていました。

昨日報告した、実家の庭でギフチョウを見たところから、1mの場所です。おそらくこのサナギが昨日羽化したものと思います。

このカタクリのポットは、育苗箱で24個入れて、栗林に置いていたものです。昨日は、実家で幼虫からのものが羽化したのだろうと書きましたが、そうではなく、栗林の幼虫が近くのポットの外側でサナギになったのでしょう。

過去、プラグトレイの隙間、プランターの折り返し部分でサナギを見つけました。こういう場所でサナギになるのが好きなようです。アリなど直接地面をはう昆虫などに、見つかりにくいのでしょう。

サナギを発見すると、羽化まで、心配します。寄生バチなどにやられている可能性もあったりしますから。

サナギ殻を見つけたら、ほっとしました。


実家の庭でギフチョウ羽化

2023年03月25日 | ギフチョウをよぶ

正午、実家の庭で、歩いていると、足元からギフチョウが飛び立ちました。お!ここでも羽化したかというより、踏まなくて良かったというのが、最初の一呼吸でした。羽化したばかりで、羽を拡げて休んでいたのでしょう。庭では、昨年6月、数匹の5齢幼虫がいましたから、その1匹が羽化したものと思います。ここで羽化していないメスが現れるのは、もっと後になります。置いているカンアオイに産卵しにきます。4月中頃でしょうか。

栗林のほうを、期待したのですが、見たのは、1羽だけです。この前の個体でしょう。やはりオスの動きかたをして飛んでいました。

飛び回っているので、写真撮影は、まだできていません。

画像は、発芽したカンアオイの芽です。昨年6月種まきしたものです。たくさん発芽している感じですが、ほとんど発芽していないプラグトレイもあります。全体では、1000苗くらいは確保できそうです。5月には、1芽ずつ、7cmポットに移植していきます。

 


カンアオイをシカから守るには?

2023年03月24日 | ギフチョウをよぶ

今日は、くもり、ギフチョウは飛んでいませんでした。明日に期待します。

さて、シカがカンアオイを食べることを知ったことと、実際、移植したカンアオイがなくシカの糞が散乱していたことにより、シカからカンアオイを守らなければ、この地方のギフチョウは絶滅してしまうと恐怖を感じましたし、そうなると、今までやってきたこと、今からしていることは、なんだったかなあと結果を求めてしまう私には、いたたまれなくなってきました。

それで、知恵を絞りました。シカに毒な草があるはずです。例えば、アセビがそうです。宮島では、この木しか公園には、残っていません。そして、イノシシも食べない毒のあるヒガンバナやスイセンです。

実家の庭のヒガンバナの球根を掘り起こして、1つの球根を2年目の苗といっしょにポットに移植しました。これなら、シカもカンアオイに近づかないのでは、[ウッシッシ]とほくそ笑んでいました。植えるのは、来年春以降にはなると思いました。そういうのを100ポットは作ったでしょうか。

私が、考えることですから、もうとっくにシカ対策として考えられているの違いありません。そういうことで、ネットでシカ、ヒガンバナで検索してみました。すると驚愕する事実がありました。

上から、2番目に私の過去の記事がでていたのです。2017年9月23日の記事です。これを見た瞬間、そういう記事を書いたのを思い出しました。この記事は、中国新聞の記事を切り抜いたものです。三次市吉舎町のヒガンバナの群生地のヒガンンバナがその年は、咲かないというものでした。その原因は、シカは食べたからというものでした。

その時もびっくりしたものです。シカが有毒植物をわざわざ食べるんかいと。当時、この地区では、シカはそれほど多くありませんでした。

 

さて、各地で、シカにヒガンバナを食べられて困っているという報告があるようです。

シカは食べ物がないと、どうやら有毒植物さえ食べるようです。

食べたあとシカがどうなったかは、記述がありません。そのままくたばってくれるのであれば、食べてもらっていいわけです。その報告はないようです。

シカ対策にヒガンバナは有効ではないのでしょうか。

それについては、今年の秋に実験してみるつもりです。出没するカシの木の下にヒガンバナ、ヒガンバナとカンアオイ、カンアオイ単独と数株植えてみて、どうなるかやってみます。

一番いいのは、私が猟師さんになることでしょうか。それも頭のすみにいれておきましょう。

今度、三次市市長選挙があります。害獣対策を公約にしてくれてならうれしいのですが、無投票になりそうです。

 


ギフチョウはシカに滅ぼさられる:2

2023年03月23日 | ギフチョウをよぶ

シカによるギフチョウ絶滅の可能性の論文をネットから二つ紹介します。ここまで、シカによる被害がきているとは、まったく思いませんでした。他人ごとのように、シカが増えていることを聞いていました。

上の論文は、2016年のもの、その中にこういう文がでていました。

シカによる影響は,影響が現れてから比較的短期間で
進行するため,保全の対応は早急に行う必要があるこ

と.シカの影響を楽観的に捉えていると,すぐに深刻

な状況になってしまう

広島県では、まだ楽観的に捉えているのではないでしょうか。と思います。

 

 

もう一つの論文です。この論文では、ギフチョウだけでなくウスバシロチョウも激減していると書いてあります。

・豊岡市三開山
2008 年以降、ギフチョウの生息は確認できていない。
2005 年以前は林床に高密度でカンアオイが分布し、ギフチョウが多数見られたが、2013
の調査時は、林床が裸地化し(写真 5-39)、道路に接するブッシュにカンアオイが数株残る
程度であった。

ギフチョウは、相当調査されているようです。過去のデータが残っています。

兵庫県は、こうしたことを受け、対策を取られているようです。ギフチョウはもどるでしょうか。

 

さて、この論文を読んで、青くなった私です。カンアオイを山に戻しても、シカに食べられたらおしまいです。それを防ぐために、どうしたらいいか、知恵を搾ってみたのですが・・・・。意外なことが分かった唖然としました。続きます。


ギフチョウ初見:2023年

2023年03月22日 | ギフチョウをよぶ

 

 

 

 

日本が優勝した瞬間を見て、栗林に行って見ました。快晴の暖かい春の日です。今日は、ギフチョウがみられそうな予感がありました。

栗林に行ってみると、いました。1羽のギフチョウがヒオドシチョウを追いかけていました。3日前には、アゲハチョウの初見をしましたが、このくらいの距離なら、アゲハチョウとギフチョウを見違えることはありません。山の上で、大急ぎで飛んでいると自信は、ない時はあります。

羽化して、まだ2時間くらいだと思いますが、元気です。オスと思われる個体です。盛んにメスを探しています。地上で、羽化したばかりのメスを探したり、木の上のほうに上がって、休んでいるかもしれないメスを探しています。

まだ1羽なので、間違って追いかけてくれるライバルはいません。せいぜい先ほどのヒオドシチョウくらいです。モンシロチョウは栗林には、まだはいってきていません。

1羽しか見なかったので、まだ不安ではあります。この栗林で、同時に5羽は見たいのです。

短い1か月は、楽しみます。