栗林にウスバシロチョウを見に行っった時、このチョウを見つけました。
羽の美しさから、カラスアゲハだと思います。
カキドオシと思われる草にとまって動けない様子です。あれ、どうしたのかなあと近づいてみると、羽が3枚しかありません。まだ新鮮な個体です。傷ついてとれてしまったようには見えません。回り込んでよく見ると、右の後翅のつけねあたりに塊が見えます。うまく拡がらなかったのか、あるいは、成長がうまくできていなかったのか。感じでは、うまく形成されなかったのでしょうか。
近くには、大きなサンショウの木がありました。昨年秋にここで、サナギになったものなんでしょう。
二日あとに見に行ってみたところ、まだいました。これでは、飛び立てないのでしょう。
1度も飛ばないまあ、蜜もすわないまま、運命の日を迎えることになると思います。
区別点は、下の翅に鮮やかな帯状の模様があることです。また、上の翅にも縁に沿って帯状の模様が見えます。これはカラスアゲハにはありません。
食樹はカラスザンショウやキハダです。
カラスアゲハはコクサギを好みます。