シカによるギフチョウ絶滅の可能性の論文をネットから二つ紹介します。ここまで、シカによる被害がきているとは、まったく思いませんでした。他人ごとのように、シカが増えていることを聞いていました。
上の論文は、2016年のもの、その中にこういう文がでていました。
シカによる影響は,影響が現れてから比較的短期間で
進行するため,保全の対応は早急に行う必要があるこ
と.シカの影響を楽観的に捉えていると,すぐに深刻
な状況になってしまう
広島県では、まだ楽観的に捉えているのではないでしょうか。と思います。
もう一つの論文です。この論文では、ギフチョウだけでなくウスバシロチョウも激減していると書いてあります。
・豊岡市三開山
2008 年以降、ギフチョウの生息は確認できていない。
2005 年以前は林床に高密度でカンアオイが分布し、ギフチョウが多数見られたが、2013 年
の調査時は、林床が裸地化し(写真 5-39)、道路に接するブッシュにカンアオイが数株残る
程度であった。
ギフチョウは、相当調査されているようです。過去のデータが残っています。
兵庫県は、こうしたことを受け、対策を取られているようです。ギフチョウはもどるでしょうか。
さて、この論文を読んで、青くなった私です。カンアオイを山に戻しても、シカに食べられたらおしまいです。それを防ぐために、どうしたらいいか、知恵を搾ってみたのですが・・・・。意外なことが分かった唖然としました。続きます。