ギフチュウたちも、もうだいぶ卒業したでしょうか。
3齢や、4齢まで手元で育てて、栗林に送っています。そこでは、わずかに残っているカンアオイ畑と、小プランター、ポットのカンアオイが日陰で待っています。
そこへ放したのは、なんと200匹を数えました。この前報告したように、1齢幼虫2齢幼虫が次から次にやられて、その数も150匹を超えていたのです。それでも、200匹も3齢幼虫に無事なりました。それを順次に送りこみました。
最初は、十分カンアオイの葉っぱは、足りていると思いました。ところが、5齢幼虫ともなると知足という言葉は知らないようです。用意したカンアオイの葉っぱは2週間ですっかりなくなってしまいました。
それで、リスク分散のために、栗林周辺などよそに植えたカンアオイの葉っぱを採って、そこに、置いてあげるのです。ところがこの暑さのために、しおれるのが速いのです。少々しおれていても、幼虫は、葉っぱを食べるのですが、あまり綺麗ではありません。それでしたのが、カンアオイの葉っぱのブーケ作りです。ネットで、ギフチョウの飼育のページにでていました。濡らしたキッチンペーパーを切り口にまいて、さらにアルミ箔を巻いて保湿するのです。
最初は、1本に1個作っていましたが、アルミ箔をまくの、結構面倒なので5本くらいまとめてブーケにしてみました。
こんな感じです。それを昼と夕方しています。それぞれ20枚くらい補給しています。
それでも、たった40枚ですから、1匹1枚なら、全然足りません。あと何匹4齢、5齢幼虫がいるやら。ほとんど5齢ですが、一番最後頃に孵化した数匹の4齢のもいます。
もってきた葉っぱがまったくなくなったら、それは大変です。周囲には、もうほとんどカンアオイの葉っぱはありません。10mくらい離れたところにわずかに残っているでしょうか。おそらくそれを求めて、旅を始めることになるでしょう。最初にたどり着いたものは、少しは食べて満足でしょう。けれどすぐになくなります。
それで、一日3回ここにきてカンアオイの葉っぱの残り状況を確認しながら、追加しています。
葉っぱを採りにいくのも大変なので、最初のころ、食べなかった茎だけを集めてみました。
これでも食べます。葉っぱと栄養は、どのくらい違うのかわかりませんが、足しには、なるでしょうか。
もうひと頑張りです。