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ようやく涼しくなってまいりました。
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相変わらず、夜な夜な各地の日記
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先日、仙台藩重臣の茂庭周防の家来の日記「日穆清 掌中録」を読んでいまして、
元治二年三月二十三日(西暦1865年4月18日)の記事の中に
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「峯松手かへ之唐丸、猫ニ被取、半死半生ニナル」
とありました。
さて、手飼の唐丸とは、何かペットのようなものだと思いましたが、気になりました。
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翌々日の三月二十五日の記事には、次のようにありました。
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「峯松手飼之唐丸養生不叶暮ニ隕ル」
猫に襲われた唐丸は養生の甲斐もなく暮に死
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唐丸とは一体何なのでしょうか?❓。
次の日の二十六日
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「峯松手飼之鶏、山ノ中段へ寅治両人ニ而埋」
とありまして、唐丸は鶏
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唐丸とは鶏の個別の愛称なのか、種類の名前なのか、分からないので、早速インタ-ネットで検索してみました。
運良く、唐丸が検索に引っかかりました。「鶏の種類」様の記事によりますと
曰く
蜀鶏 とうまる(唐丸 とうまる)
昭和14年9月7日、天然記念物に指定されている鶏で、
蜀鶏は、東天紅鶏、声良鶏とともに日本三大長鳴き鶏のひとつです。
謡の標準は数メ-トル離れて、人が聞こえる範囲で15秒です。
とありました。
また、ユ-チュウブで実際の声も聞けました。
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便利とは言いながら、恐ろしい世の中になりました。
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幕末に、宮城県の松山町
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何でもないようなことかも知れませんが、江戸時代の多様性がまた一つ見えて参りました。
私こと、唐丸の鳴き声を真似てみましたが、声が枯れてしまいました。
小さな体で、声の出ること、さすがは、天然記念物でありますな。
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